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“迷走”大京、とりあえずホッ〜支援問題やっと一段落、4行さや当ての曲折経て…(株ZAKZAK2002/5/23) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 5 月 23 日 16:04:02:

「ここへ来て足踏み状態にあった金融支援策の策定作業ですが、明日(24日)の決算発表の場でようやく正式発表の運びとなったのです」
大京関係者がこう言ってみせる。
この大京関係者のコメントにもある通り、マンション分譲会社としては最大手の大京は明日の決算発表の場で、経営再建策の柱となる金融支援策の詳細を正式に発表する。
そもそも大京は去る55日、主力取引銀行4行に対する総額4700億円の金融支援策を柱とする新再建計画(「第2次経営計画」、期間5年)を発表し、金融支援策の大枠については、この段階ですでに明らかにしていたのである。
「本来ならば、15日の段階−つまり新経営再建計画を発表した段階で、金融支援策についても、完全な形のものを発表する予定だったのです。ところが、金融支援を要請している主力取引銀行4行間の調整に手間取ってしまって、金融支援策の最終決着が遅れに遅れてしまったのです…」(大京関係者)
そもそも金融支援策の大枠は、以下に示す内容のものだった。
(1)債権放棄…4100億円(2)債務の株式化(デット・エクイティ・スワップ)…600億円
そしてこの“金融支援策”と合わせて、大京単体ベースで約700億円の資本金のうち50%を減資、資本準備金231億円および剰余金60億円を取り崩し、損金処理に回すというスキームも策定している。
「ここで問題となったのは、債権放棄の負担割合についてなのです。大京のメーンバンクである旧三和銀行(現UFJ銀行)は、早い段階で3000億円程度の債権放棄を行う用意があることを明確に打ち出していました。今年3月の段階では、旧三和銀行の負担分である3000億円に加えて、準メーンバンクの旧第一勧業銀行(現みずほコーポレート銀行)とあさひ銀行がそれぞれ500億円ずつ負担することをタタキ台とする形で、金融支援策の策定作業が進められていたのです。ところが、このタタキ台に対して旧第一勧業銀行とあさひ銀行が強く反発してきたのです」(主力取引銀行関係者)
改めて指摘するまでもなく、前述した金融支援策のタタキ台を策定したのは、旧三和銀行である。旧第一勧業銀行とあさひ銀行の言い分はこうだ。
「そもそも、金融支援の負担割合は、銀行がその当該企業−この場合は大京−に関与したかで決まってくる。大京に関して言えば、われわれは500億円もの負担をするほど同社の経営に関与はしていない−」
この両行がこう強硬に主張してきたために、その負担割合の見直しが進められてきたのである。
「ところが旧三和銀行−つまりUFJ銀行にとって、この3000億円にのぼる債権放棄額は、1行で負担する分としてはまさに限界とも言うべき数字。これ以上の負担増は説明がつかなくなる恐れがあったのです。そこで同じUFJグループのUFJ信託銀行が登場してきたといえるでしょう」(関係者)
そして“最終案”としては、UFJ銀行…3050億円、みずほコーポレート銀行…350億円、あさひ銀行…350億円、UFJ信託銀行…350億円、というラインでまとまる方向だ。
「最終的には、若干の微調整が出てくることが確実な情勢となっていますが、おおむねその負担割合で決着がつきそうです」(関係者)
これまで迷走を続けてきた“大京問題”ではあるが、明日の段階でとりあえず一応の決着は見られることとなったようだ。

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