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関西国際空港会社は22日、2002年3月期決算(単独)を発表した。昨年9月に起きた米同時テロの影響による国際線の運休や減便が響き、売上高にあたる営業収益が前期比6・9%減の1111億円、経常利益は169億円の赤字(前期は156億円の赤字)となった。昨年5月時点では112億円の経常赤字を予想しており、御巫清泰社長は「目標に掲げてきた2005年3月期の単年度黒字化は難しい情勢になった」との認識を示した。
1日あたりの国際線の就航便数は上半期は96・8便と前期平均(93・4便)を上回ったが、下半期は米同時テロなどの影響で82・2便に落ち込んだ。この結果、航空収入は前期比13・7%減の487億円となり、過去最高を記録した前期(564億円)と明暗を分けた。
営業利益は同24・1%減の198億円で、光熱費や事務費の削減などで計21億円のコストダウンを図ったが、減収に伴う減益分を吸収できなかった。
3月末の累積損失は1901億円(前期末は1729億円)にまで膨らんだが、有利子負債の残高は9981億円(同1兆221億円)と、初めて1兆円を割った。
2003年3月期は、営業収益が微増の1116億円、経常利益は140億円の赤字を見込んでいる。
(5月22日20:13)