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(回答先: みずほコーポレート銀で振り込み障害〜東京、大阪の2店舗〔東京新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 5 月 20 日 18:30:07)
約1カ月間も口座振り替えや引き落としに大混乱を起こしたみずほ銀行に続き、20日朝、今度はみずほコーポレート銀行の送金システムに障害が発生し、同行兜町営業部と、大証のある北浜などを管轄する大阪営業部宛ての振り込みに遅れが生じた。同行はみずほフィナンシャルグループの大企業向け銀行で、証券会社など取引先企業の業務に相当な影響を及ぼしたが、午後1時半に復旧したという。
みずほホールディングス広報部によると、みずほコーポレート銀行は20日朝から、同行の2支店宛ての振り込みに遅れが生じるトラブルが発生。取引先企業にシステム障害の連絡を入れた。
この2支店のうち兜町営業部には、顧客からの入金用に多くの証券会社が口座開設しており、顧客が注文通りに入金したどうかを証券会社が確認することができなくなった。このため、一部の利用者が一時的に取引ができない状態に陥った。
正午までにシステム復旧の見通しがたたなかったことから、多くの証券会社は、ネット上などでシステム障害を顧客に通知するとともに、入金口座を緊急的に他行に振り替え、対応した。
ネット証券最大手の松井証券では、「厳密にはわからないが、影響を受けた顧客数は1万人をくだらないだろう」と話している。
みずほ銀のシステム障害では、振り込み遅れが懸念された先月25日の「給料日」と、統合以来最大の1200万件の口座振り替えの振り込み遅れが心配された「30日」を乗り切ったあと、システム障害の原因を究明するため、金融庁がGW明けに日銀考査と一緒に緊急検査に入った。
今後、金融庁が業務改善命令などの行政処分を出すとみられるが、今回のみずほコーポレート銀のシステム障害が加わったこと顧客の信用が再び大きく揺らぎ、みずほホールディングスの前田晃伸社長の引責辞任は必至の情勢となった。
みずほ銀では再発防止策の一環として19日、本店幹部と支店長を集めた部店長会議を開き、システム部門や支店長の人事について、統合・再編前の出身銀行にとらわれずに人材を配置する方針を決めた。
【みずほコーポレート銀行】
第一勧業、富士、日本興業の3行を再編・統合し、4月1日に発足したみずほフィナンシャルグループのひとつ。持ち株会社みずほホールデイングスの傘下で、「みずほ銀行」が個人・中小企業向けなのに対し、「みずほコーポレート銀行」は大企業向け。発足早々システム障害を起こしたことが問題になり、5月8日からは同行を含めグループ全体に金融庁による緊急立ち入り検査が行われている。