財務省の黒田東彦財務官は20日朝、同省内で記者団に対し、東京外為市場で約5カ月ぶりの高値水準となる1ドル=125円台後半に急伸した円相場について、「ここ数日の異常な動きはファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)に沿ったものとは思えない」と述べ、相場の急激な動きを強くけん制した。その上で、「必要に応じて適切に対応する用意がある」と強調、一本調子で円高が進めば、市場介入に踏み切る可能性があることを示唆した。
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