現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
カジュアル衣料店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが業績の巻き返しに懸命だ。新規参入を表明した食品販売事業や海外戦略などについて、柳井正社長(53)に聞いた。
−前年の反動で業績が悪化している。
「前年が良すぎて比較しにくいが業績悪化は事実。今の数字は謙虚に受け止め、反省し対応していく」
−食品販売など路線を拡大している。
「業績が上がり守りに入った。それを打破する意味でも、社会に貢献できるものは何でもやる。ベンチャー企業の精神を生かして大胆な発想でやっていく。食品は別会社を作るので、本体の業績に影響はない」
−食品販売の時期は。
「『永田農法』の野菜、果物など約100品目を11月ごろに売り出す。ユニクロでは販売しない」
−食品スーパーへの取り組みは。
「食品スーパーは現在のスーパーの形はとらない。今の仕組みでなく、新しい収益を生むビジネスモデルができると思う。これまで『衣』でやってきて、これからはより生活に密着した『食』をやりたい。首都圏で展開するが、時期などは決まっていない」
−今後の方針は。
「大切なのは社員がベンチャー精神を失わないことと、海外への進出。今は英国と中国に集中する。最終的には米国で勝負して、世界の市場で勝ちたい」
−プロ野球への興味は。
「年間200億円の広告費を使っている。球団経営で10億、20億の損なら十分ペイでき、宣伝効果になる。球団を持つ可能性はあるともないともいえない」
−社長交代を表明した。
「この1年間、業績が回復するまでやるのは使命。最高経営責任者(CEO)は2、3年で返上したい」