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日銀が15日公表した2002年3月末の国内銀行預金者別預金(半期調査)によると、3月末の要求払い預金の前年同期比伸び率は個人が31.5%増と、79年9月末の調査開始以来最大の伸びを記録した。残高も122兆1054億円と現行基準になって以降の最高。ペイオフ解禁を控え、預金者が4月以降も全額保護の続く普通預金への定期預金からの移し替えを活発化させたためと見られ、個人の定期性預金の期末残高は同7.0%減少した。
個人の保有資産別の内訳を見ると、要求払い預金の期末残高が300万円未満の層では48兆8884億円(9月末残46兆9837億円)とあまり増えていないのに対し、300万円以上1000万円未満の層は36兆1703億円(同29兆5352億円)、1000万円以上1億円の層では32兆1656億円(同20兆6687億円)と、1000万円を超すにつれ増加する傾向にある。定期性預金は1000万円未満の層で9月末に比べほとんど残高が変わらなかったのに対し、1000万円を超えると減少傾向がくっきり。1000万円以上1億円未満の層では47兆3347億円(同58兆3427億円)となるなど、9月末対比での減少が目立った。