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NTTは14日、2003年3月期の連結経常利益が前期比55%増の1兆1160億円になり過去最高益を更新する見通しだと発表した。前期に収益の足を引っ張ったマイライン(電話会社事前登録制)導入に伴う費用負担が減る。東西地域会社の人員合理化や希望退職の実施による人件費削減など構造改革の効果もでるとみている。前期に多額の特別損失を計上したが、小出寛治取締役は海外投資先損失について、前期にすべて引き当てたたため、現在のところは今期の特損は膨らまないとの見方を示した。連結最終損益は3610億円の黒字(2002年3月期は8121億円の赤字)に浮上する。
NTT東西地域会社は固定電話の苦戦が続き、売上高はNTT東が7%減、NTT西は4%減の見通し。ただ、人員合理化などの構造改革、マイライン費用の減少でNTT東の経常利益は5倍に、NTT西は損益トントンに回復する。最終損益はNTT東が210億円の黒字(同1867億円の赤字)、NTT西はトントンの見通し