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急成長したきた携帯電話市場の勢いにかげりが見え始めました。
業界団体のまとめによりますと、2001年度の携帯電話の出荷台数は4281万台で、前の年度に比べて15.1%減少しました。昨年度は6月以降、出荷台数が前年の実績を割り込んでいて、中でも3月は1年前に過去最高の出荷台数だった反動で、49.4%の減少と半分以下に落ち込んでいます。
普及率が6割弱に達したことで、新規の加入者が減少、さらにインターネット接続機能を搭載した機種の需要が一巡したことも出荷台数減少の要因です。
調査を行った電子情報技術産業協会では、「出荷台数そのものは史上2番目の高い水準」と強調していますが、新たに投入された第3世代の携帯電話も大きな伸びがみられず、急成長を続けてきた携帯電話市場は大きな曲がり角に差し掛かったといえそうです。(14日 12:46)