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国内銀行(162行)の資産総額が、今年2月末時点で昨年3月末より33兆5728億円も少ない749兆3972億円になったことが13日、日本銀行の調べでわかった。3月も銀行の資産は減少したと見られ、2001年度を通じた資産の減少額が、93年の統計開始以来最大になることが、ほぼ確実となった。
銀行資産が急減したのは、株価の低迷や不良債権処理に伴う損失の拡大で、経営の健全性を示す自己資本比率が低下するのを防ぐため、各行が保有株式の売却や貸出金の圧縮などを積極的に進めたためと見られる。
昨年3月末から今年2月末までの資産の減少額は、都市銀行7行だけで、23兆813億円にのぼり、銀行の中でも特に大手行が資産圧縮を積極的に進めたことが裏付けられた。2002年3月期決算でほぼ軒並み、連結税引き後利益が赤字となる都銀など大手銀行が、資産圧縮で財務体質の健全性を維持しようとしたことが示されている。