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(回答先: 米国で変異型ヤコブ病の女性を初確認(ZAKZAK) 投稿者 柘植行人 日時 2002 年 10 月 18 日 18:43:07)
今年春に牛海綿状脳症(BSE、いわゆる狂牛病)との関連が指摘される変異型クロイツフェルト・ヤコブ(vCJD)と診断された米フロリダ州の女性の家族が、匿名のままマスコミの取材に応じ、感染源とみられる英国の当局の責任を追及している。米国内で確認された感染例はこれが初めて。「シャーリーン」さんと呼ばれるこの女性(23)は、症状が悪化して寝たきりとなり、余命3カ月足らずと診断されている。
vCJDは、脳にBSEと同じようなスポンジ状の変化が起きる病気で、BSE感染牛の肉が原因との説が有力。シャーリーンさんは13歳まで英国で育ち、BSEが欧州で猛威を振るった時期も英国に住んでいた。シャーリーンさんの家族は、英政府が1980年代からこの病気の存在を知っていたにもかかわらず、事実を隠し対策を怠ったとして、謝罪などを求めている。
家族の話によると、シャーリーンさんは大学奨学生として多忙な生活を送っていたが、1年ほど前から物忘れが激しくなり、怒りっぽくなるなどの変調が現れた。医師から抗うつ剤を処方されたが、やがて手が震え、歩いていてつまずくなどの症状が出始めたため、「うつ病ではない」と直感した家族らは、シャーリーンさんを連れて英ロンドンの病院へ。そこでvCJDの診断が下されたという。
今年5月、23歳の誕生日にフロリダへ戻った時には、1人で歩けない状態になっていた。その後、周囲の人に殴りかかったりかみついたりといった発作が続き、ついには自分の意思で体を動かすことができなくなった。夏ごろには、物を飲み込むことさえ不可能になっていたという。
英国ではこれまでに、117人がvCJDと診断されている。米疾病対策センター(CDC)では、シャーリーンさんと同じ時期に英国に滞在した米国人らが今後発症するおそれもあるとしている。シャーリーンさんと一緒に暮らしてきた家族は同じ肉などを食べた可能性が高く、「ほかにも感染者が出るのでは」との恐怖におびえる毎日だという。(2002.10.18)
http://cnn.co.jp/usa/K2002101801077.html