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(回答先: 国際的ペテン師の一族=皇室その2 投稿者 デスラー総統 日時 2002 年 11 月 05 日 20:33:01)
確かに歴史上、天皇の血筋や人格に問題はないとはいえないと思います。たとえばDdogさんの指摘どおり、継体天皇で確実に正当な血筋は途絶えていると考えられますし、大正天皇のように精神的に問題があったとされる天皇もおります。しかも神武から数代にわたって、年齢がすべて100歳以上というのもおかしな話で、これは明治政府がつくりあげた紀元節より無理が生じた結果です。
ただし、どんなに血筋や人格に問題があろうと、天皇の「権威」は長年天皇制が継続してきたことで生まれます。後醍醐が天皇家を南北朝に割ろうと、足利義満が日本国王を名乗ろうと、織田信長が安土城で天皇を超える現人神に自分を祭り上げようと、天皇制は存続してきました。時の「権力」者が天皇制を廃止できなかった理由は、天皇がもつ「権威」を「権力」者が手にいれることができなかったからです。
とにもかくにも天皇制は継続してきました。この長い歴史にわたる継続は、誰にも真似はできません。だからこそ「権威」が生じます。新嘗祭などの皇室行事も、ほぼ昔のまま継続されています。今日、明日まねしようとしてできるものではありません。
ボケ仙人さんが指摘された、「天皇の器」というのは、天皇の血筋や人格を指すものではありません。デスラー総統さんは豊富な知識をお持ちみたいですが、天皇制というテーマに関しては感情が先走って、冷静な分析ができていないように思われます。
ただし私も感情的な討論をするつもりで投稿したわけではなく、天皇制を賛美するつもりもありません。ただ先日のボケ仙人さんへの感情的な反論に少し疑問をもったことで、特に天皇の器という言葉に関して、この機会に書き込ませていただきました。