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ここのところムスリムの連中と付き合いがおおくなっています。ここは自由諸国圏内ですが、よく行く場所が彼らのたまり場になっているからです。さきほどチュニジア人とシリア人と三人でお茶しながらはなしてました。
ここに行くと、ムスリム諸国の諸情勢、彼らの意識などの調査が簡単にできます。
元フランス植民地だったチュニジアについて、全ムスリム圏で最も西欧化されているといっていました。地中海に面しており、ホテルが林立する美しいリゾート地区は、欧米の気配だそうです。観光が最大の産業で外貨をこれで稼いでいる、と。大学なども相当の数があり、文盲も非常に少ないそうで教育水準はムスリム圏で最も高いとのこと。学校も病院も無料。ただ、政治は独裁体制だそうです。大統領はアメリカ留学組とのこと。アラブ人世界での金持ちはハンパではないとのこと。両国でも金持ちと一般人の所得格差は絶望的とのこと。
興味深かったのが、チュニジア、シリア、ともに、秘密警察機構が徹底しており、チュニジアでは、大統領批判はおろか、政府について、否定的な響きの言辞を吐けばただちに警官があらわれ、投獄されるとのこと。これは徹底しているようです。壁に耳あり、ショウジに目ありだそうで、密告も普通だそうです。
貧乏だが表現の自由がある状態と、生活には困らないが表現の自由がない状態とどちらが欲しいかとたずねましたところ、前者である、と彼らはともにいいました。日本政府が、仮にムスリム諸国の独裁体制を非難する立場を表明することを歓迎するか、との質問には、Yesとのことでした。
ただ、チュニジアの独裁はアメリカ留学の大統領を米国政府が操っているためではないか。つまり、アメリカ支配層がカネをもうけるために、彼らを傀儡として独裁を維持しているのではないか、との問いに、Yesとの答えでした。
米英の資本主義は独裁体制を維持した方が儲かるなら、独裁維持、いわゆる民主体制にした方が儲かるなら体制崩壊をご都合主義的に選ぶものではないか、との問いに、そう思うとの答えでした。
それにしても、秘密警察のもとでくらすというのはとても想像をすることができません。日本の戦前の特高警察、想像しただけでもヘドがでます。今後日本も電子メールなどの盗聴制度が普通になり、警察に常時監視されて行く流れがあり、ひと事ではないな、という感じです。