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北が無法だということは認めざるを得ない、だが、どうしてもシンパの気持ちを立ち切る事はできない。。。。そういう気色悪さがいつも朝日の論調につきまとう。朝日の論調は、どんどん歯切れが悪くなってゆく。いい加減、こんな新聞もういらんわ、と皆が言い出しそうなものだが。
例えば、今日の社説ね。
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いまに始まったことではないが、平壌の指導者の考え方は不可解だ。
先の米朝協議で朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の高官は、核兵器を開発していると認めた。核不拡散条約や米朝枠組み合意などに反する行為をしていたと認めた以上、普通なら謝るところである。
ところが、米政府の説明では、こうなったのは米国のせいだと言わんばかりで、開き直りの姿勢を示したという。にもかかわらず、序列ナンバー2の金永南氏は韓国の統一相に「安保上の憂慮する事項を解消する準備ができている」と語ったというのだから、話はややこしい。
米朝協議では、枠組み合意は無効だ、と北朝鮮高官がいったそうだ。それなのに、平壌放送は最近になって、枠組み合意を維持する必要性を強調している。合意破りを認めておいて、これは何だ。だれだってそう言いたくなるだろう。
核開発をしていると認めれば、ブッシュ米政権も放っておけず対話に乗り出す。北朝鮮のもくろみを、そんな風に解説する専門家もいる。よその国を威嚇したり、困らせたりして、それをやめる代わりにお金を出せといったりするのは、あの国の常套(じょうとう)手段、というわけだ。
そうだとすれば、今回は見込み違いである。核開発を凍結するなら軽水炉原発をつくってあげます、と約束したクリントン政権の轍(てつ)は踏まないとブッシュ政権は明言しているではないか。
日本人拉致事件もそうだが、このところの北朝鮮の出方は、どこか中途半端である。金総書記は小泉首相に対して、事件を認めて謝罪し、二度とやりませんと言明した。言語道断な事件だが、非を認めた点では核開発の一件よりましな対応ではある。
ところが、その後がよくない。死亡したとされる被害者の情報などは不審なことが目立っている。家族の帰国も認めるとする一方で、子どもたちの冬休みまで待てと言うのはどうしたことか。
この夏、北朝鮮では給与と物価が同時に引き上げられた。国民に対する説明もないので、何のためなのかはよくわからないが、どん底の経済を立て直したいという意欲はあるのだろう。
中朝国境を分かつ鴨緑江下流の新義州に経済特区を建設しようとして、中国系の新興実業家に運営を頼んだりもしている。外国の投資や経済協力を得られれば、なんとかなると考えているのかもしれない。
だとすれば、ここは腹をくくり、大胆にかじを切るべきである。国際社会に対してだけでなく、国民に対しても誤りを認めることだ。拉致事件を否定していた態度を転換したように、核開発もきっぱりやめる。ウソで固めた国家と思われなくなれば、国際社会の理解も生まれる。
金総書記、あなたが決断さえすれば局面はがらりと変わる。