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(回答先: 必読:イラクに大量破壊兵器はやはりないらしい。 投稿者 最後は核テロでアメリカ終焉か 日時 2002 年 10 月 22 日 03:38:53)
スコット・リッター氏が“善意”の立場から発言しているようだから、その素性を示しておいたほうがいいと思われる。
スコット・リッター氏はユダヤ系アメリカ人で、1998年に瓦解した対イラク国連査察の責任を負った人物である。
フセイン政権は、スコット・リッター氏が「イスラエルのスパイ」であるとして、国連の査察受け入れを拒否した。(フセイン大統領は“欧米支配層のお仲間”だと考えているので、背後には“複雑な事情”があると思っている)
『ワシントンポスト』も、イスラエルがリッターを雇ったこと、リッターがアメリカの政策関係者を裏切っていること、1998年8月に、イラクを孤立させる工作員として登場したことなどを暴露した。
スコット・リッター氏のイラクをめぐる言説内容は、現在のCIAが打ち出しているものと基本的に同じである。
※ 参考書き込み
『ブッシュ政権内部の「イラク観」をめぐる対立 [ニューズウィーク日本版10・16]』
( http://www.asyura.com/2002/dispute3/msg/273.html )
● 中東で核兵器が使用されても、ムスリムによる「米国中枢部核爆弾テロ」はないと考えています。もちろん、イスラムをかたったり、イスラムのせいにされるそのようなものがないとはいいませんが...
昨年末に投稿した内容を添付します。
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要注意情報:「イラク攻撃は反テロ包囲網にダメージ」 国連の元イラク査察官 [毎日新聞]
[毎日新聞]ネット版
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バーレーン紙「ガルフ・デーリー・ニュース」のインターネット版が28日付で報じたところによると、国連大量破壊兵器廃棄特別委員会(UNSCOM)の元査察官であるスコット・リッター氏は27日、イラクへの攻撃拡大は反テロ包囲網を損なうものだとして警告した。
リッター氏は、「米国が反テロ戦争をイラクにまで拡大すれば、我々がウサマ・ビンラディン氏やアルカイダと戦うために築いてきた(反テロ)包囲網や国際的支援は雲散霧消するだろう」と語った。
同氏はまた、イラクが米同時多発テロに関与したとの証拠はないと述べ、「フセイン(大統領)が国際テロに関与しているとは思えない」と語った。
同氏はイラク政府が過去にテロ組織を支援してきたことを認めつつも、「反米テロについていえば、フセイン大統領のやり方ではない。(フセイン大統領は国連による)イラク経済制裁を解除させることに力を注いでいると思う」と述べた。
リッター氏は米海兵隊の元大尉で、UNSCOMのイラク査察団を率い、イラクで査察活動を続けていたが、1998年8月に同委の査察官を突然辞任している。イラクはUNSCOMを米国のスパイと目の敵にしていた。(了)
[毎日新聞11月28日]
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● ある情報では、このリッター氏について、「1998年からのゲーム展開の中で、イギリス=イスラエルの策謀において最も活躍していたフォワードの一人は、UNSCOMの査察官スコット・リッターだった。リッターは、イスラエル諜報機関のスパイであり、イスラエルが手を加えた情報を、UNSCOMの査察機関に流していたことを公然と認めていた」とあります。
ということは、この間のイスラエル情報機関の“イラク不関与説”流布と考え合わせれば、イスラエルは、ブッシュ政権の本格的な対イラク攻撃=フセイン政権壊滅を望んでいないことになる。
ブッシュ政権は、あのイスラエルさえ抑え込みたくなるほど、破壊へ向かって激走しているってことだ。あのイスラエルさえ怯えることってなんだろう。当然、あのイスラエルだから、怯えなければならない根拠も知っているはずだ。
イスラエルだけが命がけでアメリカにさえ対抗する唯一の国家と思っている人間としては、イスラエルの怯えにひどく不吉なものを感じる。
冷静に考えれば、アメリカの同盟国で、対イラク攻撃を止めようとしているように見えるのはイスラエルとドイツだ。反政治的シオニズムの私と同じことをイスラエルがするなんて?!
自分に害が及ぶと考えない限り、イスラエルが対イラク攻撃を防止しようとは思わないはずだ。
まさか、ブッシュ政権は、サウジアラビアからイランまでといった全面的な中東戦争を仕掛ける第一弾としてイラク攻撃を公言し、それをイスラエルが知ってるってこと?
そうなれば、パレスチナのための戦いではなく自国のための戦いになるわけで壮絶なものになる。さらには、イスラム諸国(エジプトだって可能性がある)も立ち上がる。そうなれば、間違いなくイスラエルにも害が及ぶことになる。
それとも、フセイン政権の崩壊でイラクが分裂状況に陥り、それがトルコ(クルド問題)にも及んで大混乱に陥ったり、イラク南部のシーア派とイランの連携も強くなってしまうことが心配だというイスラエルの理性的な判断なのか?
なんにしても、現在、アメリカとイスラエルの外交的利害が大きく食い違っていることは間違いないだろう。当然、裏では、ブッシュ政権とも協議しているはずだ。実務の中心を担っているウルフォウィッツ国防副長官もユダヤ人だし...
イスラエルの“おかげ”で、ブッシュ政権の暴走に少しはブレーキがかかるかも知れない、ってこと?そうでもいいけど....
そして、9月11日事件が謀略によるものだと仮定したとき、一部のモサド要員の関与は別として、イスラム世界で考えられているようなイスラエルの国家意志によるものではないことになる。