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北朝鮮の体制は深刻な不具合を生じている訳だが、
これをどう解決するかと言うのは糸口が見えており
かなり楽観視できるのではないかと思う。
日本国が可能な限り主導権を握り、北朝鮮を指導し
将来への投資を行うべきではないだろうか。
たとえば軍事力で制圧する事など、国のシステム上戦争が
無いと困る某国だけが可能な事だと思われる。日本国がまともな
能動的軍事行動を行う能力は、たとえずいぶん先であろうとも
軍事行動にまつわる諸問題を、基本の基本である
国家の自主性の確立からして放置している現状からして、
全く無いと断言できる。もちろんそれ以前に
そういう行動に及ぶ理由は無い。
北朝鮮を北朝鮮たらしめているものは諸外国の封じ込め孤立化
政策とそれに対応した北朝鮮自体の極端な軍事国家化だが、
北朝鮮の疲弊は誰の目にも明らかで、大規模な戦闘を戦い抜き
勝利する能力はもちろん無い。
自滅の道連れに少々の他国民を加えるのが精々だ。
これは大量破壊兵器を保有していようがいまいが同じこと
ではないだろうか。要するにかの国の振る舞いは常時戦時態勢
に有るゆえ(韓国もそうだが)のことで、それ自体の正当性は
原理的には否定しがたいし、またその攻撃能力は非常に
限定されたものだと言える。
そもそも日本国と戦後付き合いの深い某国は原爆を2発投下して
日本の文字通り老若男女を虐殺したが、それについて
何か悪く思う節は無いらしい。
国家防衛のための蟷螂の斧たる原爆よりも、随意に他国を
従えるために躊躇せず用いられる武器としての原爆の方が
安心してみて居れると言うのは矛盾していまいか。
それに「分をわきまえぬ」国家(某超大国はそれを上回る
悪事を働いてさほど悪く言われない)だとしても、
諸国に対してそれなりの歩み寄りを見せている事は
肯定的に評価すべきだし、市民に他国の文化や情報が
随意に大量に手に入るようになれば現状の体制の維持は
非常に困難になるはずだ。というか敵対環境が解消すれば
体制の維持はそもそも必要ない。そういう状況の実現には、
もう後一歩だけというところまで来ているのでは有るまいか。
つまり現状の体制の是非は脇に置くとしても、その体制崩壊の
契機となりうる状況は既に始まっており、それすら受容する
と取れる行動を示している北朝鮮の体制の動向は、
無血での国家正常化の可能性がふんだんにあることを示しており、
日本国民拉致その他の諸問題を考えに入れたとしても肯定的に
理解すべきなのではないかと思う。
北朝鮮が市場となりうるか否かについては知識がないが、
もしそれなりの可能性を持っているならば、当座の日本国の
援助なりの投資は将来の北朝鮮の成長で回収できないだろうか。
もちろん援助だけでなく積極的に、新しい形の政府の誕生の
構想に参加し、指導すればいい。
もし日本国がそれなりの主導を行って北朝鮮を無血で
更生させることが出来るなら、いわゆる平和国家として
これ以上の成果は望み得ないだろう。
また、拉致された日本国国民への救済も最適な形で進みうる。
かつて大日本帝国の国民が歩んだような死と破滅と無条件降伏の
道を彼らにも歩ませる事には正当性を見出しにくい。
それを避けるには日本国が主導権を握る事が必要で、アメリカが
他方面に集中している今現在の状況は、それに非常に好都合な
状況なのではないかと思う。