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(回答先: 日本経済崩壊の真犯人は三重野なのか 投稿者 びっくり仰天 日時 2002 年 10 月 12 日 08:19:41)
「びっくり仰天」さん、こんにちわ。
中央銀行の幹部が、価値観及び金融理論で米国金融家の影響を強く受けていることは事実です。
Richard A.Werner氏が最初に指摘しているように、現在の日本が抱えている経済的苦境の責任問題は、「バブル崩壊」ではなく「バブル形成」に求める必要があります。
戦後日本に浸透していた産業主義的経済価値観を金融主義的経済価値観に変容させていったのは中曽根政権です。
民間活力と称して民営化を推し進め、リゾート法やオフィス需要不足を打ち出し、「プラザ合意」以降は、赤字財政支出を拡大するとともに、土地と株式のバブルを促進しました。
(中国人を日本語教育という名目で入国できるようにしてオーバーステイや密入国の芽を育んだのも中曽根政権です)
最後の仕上げが、竹下政権がようやく導入した消費税です。
この消費税が導入された89年末に株式バブルがはじけ、90年の不動産融資総量規制で不動産バブルがはじけました。
Richard A.Werner氏は、デフレ不況の解消法として、「11信用創造を行い、輪転機で萬札を印刷すれば、好景気になる。」と説明しているようですが、それではデフレ不況を解消することはできません。
「信用創造」したくともできない経済状況になっています。
輪転機で萬札を印刷して毎月の勤労者の給与に加算するかたちで支給すれば解消できますが...(笑)