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(回答先: （転載）Re: 悲観主義、自己憐愍、敗北主義、泣き言、恨み節では未来は開けない 投稿者 はな 日時 2002 年 10 月 12 日 13:29:26)
私は人間らしい人間は体験や思索などを通して何らかの価値
観や思想を築いたり何らかの内面的・外面的変化をしながら生
きているのだと思う。一つの社会もシステムや様相・一般通念
や常識などのすべてにおいてそれまでのいきさつから現在のよ
うになっていることはいうまでもありません。
ですから、過去に起きたことを問題にすることは、とくにそ
れが現在を決定付けている場合は避けられないと思うのです。
それに価値判断には「あれは良い・悪い」、「これは嫌だ・
あれが理想的だ」、「あれは憎むべき・恥ずべきことことだ」
という要素が基本的なものとして含まれます。
一個人も社会もそういう価値判断を問題にするのが当然であ
り、また必要でもあるわけです。
ですから、いちいち過去のことについて価値判断を加えるた
びに「泣き言」がどうの「被害者意識」がどうのと言われても
無意味ですし、そんなことで思考停止していては現状を的確に
判断したり、今なにをすべきかを考えたりすることもできなく
なってしまいます。
あと最近私は思うのですが、あまりにもひどい過去および現
在の他国による日本へのしうちに日本政府も日本人も無反応・
無頓着であるならば、それは日本人が自尊心も国民（同朋）意
識も道義も人間性も持たない遅れたもしくは下等な人間である
ことを意味しないでしょうか。国際的にはそう判断されかねな
いし、実際そうだとも言えます。
ルメイという米軍の将軍が無差別絨毯爆撃による一般日本市
民大虐殺を指揮していたことは戦史上有名な話です。その彼が
実は戦後に自衛隊空軍創設の功かなんかで勲章をもらっていた
という情報が最近ネット上で流れましたが、たぶん本当でしょ
う。
戦後の日本における社会システム及び精神文化の歪みの原因
には何があり、どのようにしてそれは意識的・無意識的に隠さ
れているのでしょう？
例えばナチスによって親類や友人が虐殺されて自分もひどい
目にあわされたユダヤ人は戦後に、「あれは全くひどいことだ
った。ナチス（ドイツ人）は我々に残酷な悪いことをした。」
と世間にむかって発言しても学校で教えても何も問題はありま
せん。
終戦直後日本人はどのような状況に置かれていたのでしょう
か。まず自分の親類・友人を殺し自分を飢えさせた張本人たち
が支配者として堂々と姿をあらわし町を歩き回っていたのです
。犯罪者として小さくなっているどころか、生殺与奪の権限を
持った食料と文明を与える救護者としてえばっていたのです。
その日米の民族間関係の本質はいまだに変わっていません。
彼らの多くは別に悪いことをしたとは思っていないし、悪いこ
とを日本人にしたからといって特に問題はないとも思っている
のでしょう。
要するに、今の日本人は一般市民を焼却されたり放射能を浴
びせられたりして大量殺戮されたのに、それをした連中に隷従
し勲章を与えそいつらのために他国の人間を殺し自分たちも戦
死者を出そうとしているのです。私はそういう異常な国民にイ
ラクやイスラエル、タリバンや中国を含む他の国々を軽蔑した
り変人扱いする資格なぞないと思います。クサリにつながれた
奴隷が個性を主張する戦いを辞さない自由人に向かって「お前
は俺の主人と違うことを言って主人に逆らう変な奴だ。病気だ
ろう。」と本気でいうのは不当であり不気味であり生意気なの
です。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。