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日朝首脳会談で小泉首相が金正日総書記から贈られた土産は、やはりマツタケだったことが11日わかった。福田官房長官も同日、土産が「生鮮食料品」だったことを認めた。大臣規範では2万円を超える外国政府からの贈り物を受け取ることを禁じているが、福田氏は「生鮮食料品は時間がたてば価値がなくなる」と述べ、問題はないとの考えを示した。
飯島勲首相秘書官によると、マツタケは平壌の空港で、北朝鮮側からの土産として政府専用機に積み込まれた。日本に持ち帰ったが、その後は「適切に処理され、今はもう残っていない」という。別の政府関係者によると、大量だったという。10日の衆院外務委員会の審議でもこの問題が取り上げられたが、政府は土産がマツタケだったことは最後まで認めなかった。
福田氏は11日の記者会見で「相手国との儀礼上の問題があり、中身についてああだこうだとは普通いわない」と、「政府見解」を改めて強調。日本側からも土産を贈ったことを明かしたうえで、「東洋にはそういう風習がいまだに残っている。せんさくすべきではない」と釈明した。
内閣が定める大臣規範の規定では、外国の元首、政府からの贈り物で2万円を超えるものは受け取ってはならず、儀礼上受け取らざるを得ない場合は所属府省庁に引き渡さなければならない。福田氏は「生鮮食品ですからね。時間がたったら価値がなくなっちゃうんですよ。そうでしょ」と語った。
ただ、マツタケがどう処理されたかは「承知していない」。捨てられたのか、だれかに配ったのかについては「(政府の)透明性を出すのに、不適当なテーマだ」と強調。今後も、政府として認めることはないとの考えを示した。