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(回答先: Re: マンデヴィルの「利得心はプラス価値」という逆転判断をスミスは取り入れ「諸国民の富」を書いた 投稿者 行司 日時 2002 年 10 月 08 日 16:58:56)
アダムスミスの、有名なこの矛盾の問題が発生した背景:
アダムスミスは、道徳論の専門家である頃から、経済学理論の構築にいたる時間のはざまで、王侯貴族や海外進出で成り金となった新興商業勢力である富裕者の催す社交界ヘの出入りが頻繁になったものと考えています。超金持ちのサークルに出入りするにしたがい、彼らの信奉する価値を表出、代表する方向へ自分の学問をシフトさせる傾向はよく散見されます。19世紀ダーウィンも社交界に出入りするようになってから、生物学理論の軸をそれまでの生物が互いに助け合う関係にあるという視点を180度変えて、弱肉強食の論理を打ち出しています。