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(回答先: 国際社会とは・・ 投稿者 C 日時 2002 年 10 月 01 日 21:06:20)
Cさん、こんばんわ。
「対米追随派」でも、いわゆる「親米派」でもありませんが、自壊の道を歩んでいる米国の行く末を憂慮する“真の親米派”と自負しています。
そして、自壊の道を進む米国と心中して日本がおかしくなることはなんとか避けたいと考えている“愛国者”だと思っています。
>国際社会とは「国益」を最優先する法律無き世界、つまりやくざの「なわばり」争い
>の世界と一緒と自覚せよ。
国際社会とは法律はあってもその実効性が保証されない世界だと思っています。
そのような世界では、実力のある国家が覇を唱えることになります。その意味で、ヤクザの「なわばり」争いだと言えます。(ヤクザ相互にもそれなりの取り決めがあります)
さらに言えば、国家機構も、権威と合法性が認められているヤクザ組織だと思っています。(ヤクザはヤクザとしての仁義があります)
>アメリカに逆らって、生きていけるのかね。
先方が土足で踏み込んできたり“発砲”したりすれば別ですが、政治及び経済がおかしくなるレベルで米国政権に逆らうことを主張したりはしていません。
戦後55年以上、“対米追随・対米依存”のなかで日本の経済及び政治(軍事)は形成されてきました。これまでの日本の政治家は、“対米追随・対米依存”を緩和しようとさえしませんでした。
このような状況で米国の逆鱗に触れるかたちで逆らえば、日本の政治・経済はおかしくなります。(親米派のクーデタだってあり得ないことではない)
それを好ましくないと評価する人もいるでしょうが、現在にまで到達した経済水準は、米国に負うところが大だと考えています。
経済を良くすることを第一義に上げる人が多い現状に照らせば、米国に対しては大きな恩義があるということになりますし、米国との関係を毀損させることはできません。(このようなことを踏まえ、米国連邦政府の対日(公的機関)債務は時期が来れば放棄すべきだも主張しています)
米国は、支配層の経済権益を第一と考える“理性的ヤクザ”だと思っていますから、“理念的ヤクザ”や“宗教的ヤクザ”よりは対話がしやすい相手だと思っています。
ご存じのように、米国は、暗殺や他国の直接支配まで俎上にのぼって論議される一方で、イラク攻撃は愚策であるという反対論も展開されるという開かれた論議空間を持っています。
日本政府は、「こんなことを言ったら気を悪くするかな」といったレベルの気遣いまでしながら対米関係で行っているように見受けられます。
信頼できる同盟関係とは、論は論としてきちんと相手に主張することで形成されるものです。ご機嫌を窺い唯々諾々としているだけでは、重宝な存在だとは思われるでしょうが、信頼関係を築くことはできません。
(アミーテージ国務副長官が田中元外相をそれなりに評価しているのは、彼女が明確な物言いをするからです)
米国政権に対しては、危惧している内容をその根拠を添えてきちんと伝えることが肝要だと考えています。
米国民も、ドイツ・フランス・英国・日本などが政権の政策に疑義を提示すれば、そのわけを考えることになります。
それが“同盟国”を自負している日本政府の大きな役割でもあります。
(米国がどうなってもいい、米国と一緒に日本も崩れていってもいいと考えているのなら、対米追随を続けてもいいでしょう)