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あっしらさんらによる「共産主義」の分析がなされています。
「悪魔の思想」と捉えるか、それとも「人類救済への神の教え」(神はマルクス)と
見做すか、意見は分かれます。
生産手段を生産者(労働者)に戻す(返す)ことが共産主義の理念だと私は考えます。
戦後、アメリカは日本の民主化政策の一つとして農地改革を行いました。当時日本の労働者
の大部分は農民で小作農でした。農地を地主から借り、小作料として収穫物の半分を地主に
納めねばなりませんでした。(自分と家族が食べるだけで精一杯。)
アメリカの命令で日本政府は地主の農地を総て没収(勿論強制的にです。)、それを
小作人に殆どタダで与えました。農民は自分の土地で働くことができるようになりました。
収穫した農作物を自分で売り利益が出れば税金を国に納めます。
まるで共産主義政府のような、地主にとって悪魔の政策は、私有財産を何よりも尊重する
筈のアメリカによって行われたのです。地主たちが怒るのも無理ありません。しかし、日本は
敗戦国ですからアメリカに逆らうわけにはいかなかったのです。
同様にして、総ての生産手段や生産に伴う資産の所有を、その労働者(今の言葉では社員、
従業員、パート)に移すことは可能でしょうか。具体的には株式を社員に分配するということ
です。社員持ち株制度を進めている会社もありますが、株の所有者が全部社員になった会社は
倒産するでしょうか。