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(回答先: あまり匿名希望さんを悪く言いたくないのだが・・・ 投稿者 書記長 日時 2002 年 9 月 27 日 17:57:33)
仰りたいことは全て分かります。
「ここは閣議でも国際交渉の場でもない、だから実効性を問われる事もない、そういう現実を忘れて、お前の理想とするところはどうなのだ。」と問われると答え方が変わってくるのは当然です。しかし、それではこのサイトでの論者としての私の存在価値もないでしょう。「アメリカはけしからんな」と皆さんに付和雷同しておけば済む話です。私が提示する現実問題としての諸制約、それを乗り越えることによって生じる我が国の犠牲、それを分かった上でも敢えてやるべきかどうか、言わば「統治者の視線」を保った上でも現実主義路線に対するカウンターたりうる論理が提示されるか、それを見ているわけです。
そのために、敢えて「きれいに割り切れるはず」もない問題をすっぱりと割り、物議を醸しているのです(そもそも、きれいにすっぱりと割れる政治イッシューなどひとつもありません)。あっしら氏からはビナイン・ネグレクトならぬ「面従腹背サボタージュ」政策が提起されました。貴殿はもっと過激で、節を曲げてまでアングロ・サクソンに付き合うことはない、ということでしょう。それぞれに、その政策を履行した後に何が待っているかを意識し、覚悟してのご発言ですので、リスペクトしています。
亀井氏のアフガン戦争へのご発言については、氏が総理大臣であれば内容が全く異なると思います。その意味で、統治者としての発言ではなく、政治家の人気取り発言のひとつとして聞くべきです(ご当人が一番分かっていると思いますが)。また、ドイツやフランスの発言はイラク攻撃そのものに反対しているのではなく、全く別の意図があることに留意すべきです。貴殿と同じようにイラク攻撃そのものを「他国に脅かされて人殺しの手伝いをする最下層の奴隷集団」になるのがイヤでそう発言しているのではありません。今回のブッシュ・ドクトリンの行方を注目しておいてください。他の主要大国に潰される運命は辿りません。これが新しい形のヘゲモニーになるはずです。