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先日父が入院したので実家にかえった。ひさびさに兄にあい従兄弟などの現状を話しした。
ある従兄弟が、リストラの影響をうけ銀行を退職したとのこと。今は失業中である。
一流国大をでて地元の銀行に入社した。若くして本店の課長になり支店長まで昇進した。しかし、銀行の経営がおかしくなり状況がかわった。事実、つぶれてもいたしかない銀行なのだが、日銀の天下りの銀行であるため、いまだに維持しているが、今は邦銀の傘下にはいり営業している。
給料が、1千万あったものが、800万になり、とうとう600万になった。給料が安いうえに邦銀からの出向者がふえ中間管理職の昇進もとだえてきてしまった。銀行の希望退職の申請をし、割増の退職金でやめてしまったとのこと。
日本の悲しい現実は、リストラではなく、それを転機にして起業しないサラリーマンの多さである。また、都会ではともかく地方では、銀行以上の待遇は公務員以外はまったく無いということである。ハローワークにいって捜してもも給料がよくて月収35万ぐらいである。
ある消費者金融の管理職と話たことがあったが、管理職のトップクラスの地位の人はともかく、日本の銀行員を実践でやとっても長く続かなく使い者にならないとなげいていたことがあった。
従兄弟はそうでないかもしれないが、看板がなくても稼ごうとする人間の少なさに唖然とする。中小、零細企業のなかには、昔は独立する人間がおおかった。しかし、今は本当に少ない。
日本の経済発展は、大会社が貢献したのではない。企業家が大きく貢献したのであり、政府も力をそそいだのである。
現状、今の時代起業するのは、かなりむずかしい。資金的なこともあるが、あらゆるビジネスに閉塞性がある。企業も人間性に投資し物を提供することはなく、担保、および現在の支払い能力をしらべてからしか材料、製品をうらない。完全に血流がとまってしまっている。
リストラを転機としてリストラされた資金で起業する人材がふえれば日本の経済はよい方向にかわるだろう。