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(回答先: Re: 米中央銀行が商業銀行だということと、VISA,AMEXが信販会社であることとどういう関係があるのでしょう? 投稿者 いま一つ主旨がみえない 日時 2002 年 9 月 16 日 10:57:31)
民間企業の発行したクレジットカードの信用買いものができるということと、民間銀行=FRBが発行した米ドル紙幣で買いものができるということと、どういった違いがあるの?と問いかけているのですよ。
もう既にクレジットカードという形で、株式会社の営利企業として誰もが認知しているカード会社が貨幣に準じたサービスを提供しているではないですか、と申し上げているのです。
あとデビットカードというのもありますね。これは銀行のキャッシュカードを使って買い物をし、代金が即座に口座から引き落とされるわけですが、これなど、都銀や信用金庫などの純粋な営利企業である商業銀行が発行した貨幣でなくてなんでしょうか?
あと、デパート共通商品券や、カード会社の発行するギフトカードがありますが、あれは加盟店で紙幣同様に使うことができます。ではこれらの物品切手は国が発行するものですか?
言葉を変えてお尋ねしますが、以上のような事例を見て、それでも貨幣が民間銀行によって発行されることになんらかの問題があるでしょうか?
ありません。
要するに信用がある者が交換手段を支配するのであって、信用のない者が貨幣を発行したところで、たとえそれが国家であったところで、そんなものは受け取る人はいない、ということです。
これはアルゼンチンやトルコなどの国家財政が破綻した国で、市民が米ドルやデビットカード・クレジットカードを交換手段に利用し、自国紙幣をすぐに外貨に替えてしまうことを見れば明白ではないですか。因みに米ドル紙幣は民間が所有する中央銀行が発行することで知られています。(参考までに申し上げますと、アルゼンチン政府は預金封鎖でクレジットカード・デビットカードによる買い物による預金引き出しには制限を設けておりません。)