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書記長さん はじめまして 投稿者 如往 日時 2002 年 9 月 09 日 02:59:47:

(回答先: 基本的な太陽 投稿者 書記長 日時 2002 年 9 月 07 日 18:55:10)

 書記長さん、こんにちは。

 突然ですが、書記長さんとケイトさんとのやり取りに割り込まさせていただきました。

 先ず不仕付けで恐縮ですが、文末にありました『しつれいですが、あなたは日本人ですか?』に関して、書記長さんが捉えている日本人たるものは何か、是非ともおしえていただきたく存じます。

 しかしながら、『きちんとした歴史教育をどこかの国で受けられましたか?』は愚問であると思いますので、単なるヤジかモノローグの類と承っておきます。
 それはさて置き、私自身は高校から大学時代を通じてきちんとした歴史教育を受けた記憶がありません。但し、社会に出て後、ある問題を契機に日本人の淵源を辿ろうと試みるなかで、縄文人と弥生人の混交の状況とその所産やそれらが保持されている背景、明治期において時の為政者達は日本が欧米列強に伍していくための、または国内統治のための、拠り処ないしメルクマールを古の日本精神や王政復古に求めたこと、さらにその真価を世界に問うべく第二次世界大戦時の太平洋地域を舞台に展開した最終的な挑戦は失敗に終わったこと、これらの経緯つまり歴史については、書記長さんの意に適うほどの質量を満たすものかどうかはともかく取り敢えずの文献探索ぐらいはした覚えがあります。何れにしても、書記長さんには歴史を神話のところから敷衍することの愚は犯さないでいただきたく願うものです。何故なら、それが歴史認識のレンジで穿つことができ得ぬばかりではなく、殆ど信仰の領域に属する事柄だからです。
 ところで、明治期、近代化の緒に着いたばかりの新生日本が欧米列強の脅威を過剰といえるほど意識しつつも、それをはね返すべくさらには伍していこうとまで自国の行末を見据えていたことは立派であったと思います。だからと云って、当時西欧各国の租界として外圧に翻弄され国内は疲弊し切っていた清朝の中国を卑下していいことにはなりません。そして、昭和期、少なくとも為政者の周辺を構成する聡明な人達の誰もが、大東亜共栄圏構想がアジア問題の解決即ちアジアの解放を主眼にするものだとは本気で信じていなかったでしょう。しかし、もし真顔でそう信じていたとしたら傲り甚だしきことと言わざるを得ませんのですが。

 何れまた書かせていただきますが、ご挨拶旁、この辺で失礼いたします。

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