現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
中小企業の経営者が、日本の金融政策についてデモをおこしたというnewsがあった。
一般のサラリーマンにはこの窮地がわからないだろう。大企業には、数千億の債権放棄をし、中小企業には、数十円の債権放棄もしない。一口に数千億といえども1000人2000人の社員の生涯給料をほとんど払える額である。
一般に起業をする場合どうか。自己資金がうなるほど持っている人は別として数百万から1000万限度であろう。ただ、そのくらいの資金では、今の日本では難しい。事務所家賃がやすくなったといっても今の日本は会社をつくるのに資金がかかる。国民金融公庫などに銀行を通じて依頼する。資産のある人は、無担保で資産のない人は、資産をもつ保証人をつけなければならない。
会社が順調にいけば利益がでるが、それにつれて運転資金も大きくなり事務所、事業を拡張なりして資金が大きくなる。今の利益、将来の利益を考えながら当然金融機関からかりいれしなければならない。
戦後のように買った資産があがってくればいいが、今回のようにバブル前にに起業し順調にいったものの拡張し、その資産の価値がさがりそれによる追加担保、別の保証人までとられているのが、中小企業の経営者である。何代か続いた老舗にしてももちこたえられなくなっているのが現状である。
大企業の場合どうか。告発をうけても、国民に不良品をうり迷惑かけても国の公共機関は助けようとする。銀行にいたっては、無責任きまりない経営者、経営の失敗は国民の税金でカバーさせ、助けようとする。
日本の一番の経営財産は、大企業ではなく中小企業である。それも大企業の外堀でかこまれていない企業である。優秀な人は、今後起業などしないだろう。起業家がふえてこそ日本の経済は繁栄する。