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各先進国でも国別によって企業の経営者の性質がちがう。
米国型は、どちらかというと株主利益や株価が第一に優先させられる。当然成績がわるいとクビになったりさせられるが、成功すると莫大な報酬がでる。経営者のもとで働く社員も同じである。
ヨーロッパの企業はどうかというと米国とは違う。企業の経営者にもとめられるのは、社会的責任を果たすことである。企業は、社会の公器という考え方が強く、それを各経営者が自覚している。
日本はどうか。いちがいにはいえないが、ヨーロッパ型に近い。しかし、企業の経営者の本質はちがう。今回の日本ハムの事件、雪印などにの例のように、消費者の口に入れる物に対して犯罪をおかしているのである。それでも、国は民間企業に対しての罰則は緩く消費者の意思による不買運動でしかない。企業経営者は、頭を下げるだけで監獄にもいかないし、資産をとられるのでもない。会社は倒産しても政府は助けようとして動くだけである。
日本の食品に関する問題も、業者にたいする罰則がほとんどないのが実情である。業界有利に物事が運ぶように自民党政府が後押ししているからである。企業倫理というものは、日本の企業にはほとんどないといえる。
豊田自動車の社長が、雑誌に企業倫理について寄稿していたが、企業倫理に関しては、先進国のなかでも一番低いレベルであるのは、日本の企業である。
一昔前であるが、銀行の頭取クラスの人間には、業界内での人格的誇りがあった。うちの父は、80歳をこえているが、父がまだ40-50歳ごろの地方および都市銀行の頭取くらすは、ヨーロッパ型の経営者の倫理、誇りがあった。しかし、今の銀行をみていると全く無い。ただ、ノー天気なエリート意識だけである。
この前も地方銀行の本店の部長と話をしたが、政府にまもられていて給料をもらっている身分だとほざいていた。
お昼のドラマで新愛の嵐というドラマがある。地主が小作人に対する考え方は、本来の日本人の経営者の考え方である。
政府におんぶされている大企業、国民の税金におんぶされている大企業、企業倫理というものをよくわきまえこうどうしてほしい。