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(回答先: Re: 曽我さんの記者会見急きょとりやめの真相は? 投稿者 ぽんぽん 日時 2002 年 11 月 15 日 12:36:51)
「週刊金曜日」、北朝鮮の曽我さん家族を取材
北朝鮮に残っている曽我ひとみさん(43)の夫と子供が今月10日、週刊誌「週刊金曜日」のインタビューを受けていたことが分かった。15日発売の同誌に掲載される。新潟県真野町(佐渡島)に帰郷中の曽我さんは14日朝、同誌側からその内容を伝えられて激しく動揺し、同日午後に予定していた共同記者会見などを取りやめた。
同誌編集部によると、インタビューは、平壌市内のホテルで、曽我さんの夫の元米軍兵士、チャールズ・ロバート・ジェンキンス氏(62)、長女の美花さん(19)、二女のブリンダさん(17)の3人に対して行われた。
記事は「早くお母さんに会いたい」などの見出しで、6ページにわたる。その中で、美花さんは「早くお母さんに帰ってきてほしい」、ジェンキンス氏は「妻は日本に拘束されている」「脱走兵の時効は40年と聞いているので、それまでは(日本に)行けない」などと語っている。
この取材の際、記者は家族から「10日間という約束だったのに、なぜ帰ってこないのか。帰ってきてほしい」という曽我さんへの伝言を頼まれたという。
帰国した5人をサポートしている政府支援室によると、同誌のスタッフ2人が14日午前7時20分ごろ、曽我さん宅を訪ね、発売予定の雑誌を手渡し、「記事以外のことも知っているので、もし聞きたければ連絡を下さい」と伝えた。これに対し、曽我さんは激しく動揺し、泣き崩れたという。同9時前に政府支援室のスタッフが自宅を訪れた際には、曽我さんは顔をうつむけて泣いており、20分ほど沈黙が続いた。その後、曽我さんは「向こうは会いたい、こちらは会えない。しようがないよね」と漏らし、「出来れば1人にしてほしい」と訴えた。曽我さんは体調不良も訴えた。
北朝鮮に残された拉致被害者の家族を巡っては、フジテレビと朝日新聞、毎日新聞が先月25日、横田めぐみさん(拉致当時13歳)の娘、キム・ヘギョンさん(15)に対するインタビューを行い、報道した。これに対し、家族連絡会や「救う会」から「北朝鮮の情報戦に乗せられている」などと批判が出ていた。帰国した5人の家族からも「北朝鮮に残された子供たちも、同様に利用されるのでは」と不安の声が上がっていた。
今回の取材に対して、「救う会」の荒木和博事務局長は「言語道断だ。北朝鮮の意図に乗って曽我さんをどう喝しているとしか思えない」と反発している。
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同誌は1993年創刊。毎週金曜日に発行しており、定期購読主体で、発行部数は公称4万部。編集長は岡田幹治氏。編集委員に、落合恵子(作家)、椎名誠(同)、佐高信(評論家)、筑紫哲也(ジャーナリスト)、本多勝一(同)の各氏が名を連ねている。主に、人権や市民運動、メディア問題などを取材・報道テーマにしている。
◆「正しいことした」◆
「週刊金曜日」の黒川宣之編集主幹の話「曽我さんがもっとも知りたいことは、北朝鮮にいる家族の様子だと思った。それを知らせることが曽我さんが1番望んでいることだと判断した。帰国については、家族の中で十分話し合うべきだが、今はそれができない状態だ。我々が取材の中でその材料を得られれば提供する義務があると思った。ジャーナリズムとして正しいことをしたと信じている」(読売新聞)