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プロ野球、巨人の松井秀喜外野手(28)が1日、大リーグ挑戦を発表したニュースは日米の野球界を駆けめぐった。移籍先として有力視されるヤンキースの地元ニューヨークでは、新聞各紙が大々的に報道。一方、「球界の4番」を失う日本の関係者は一様に戸惑いを口にした。
■ヤンキース有力
1日付のニューヨーク・ポストは「ボス(スタインブレナー・オーナー)、ゴジラ撃ち」と見出しを打ち、最終面に松井の写真を大きく掲載した。イチロー(マリナーズ)を獲得できなかったことに憤慨した同オーナーが松井獲得を熱望している、とした。ニューヨーク・タイムズも「日本のパワーヒッターがメジャー入りへ」の見出しとともに東京電で報じた。
ヤンキースは現在、巨人と業務提携に向けて話し合いを進めている。巨人の渡辺恒雄オーナーは1日夜、「週明けにヤンキースの幹部が来る。おれの希望としてはヤンキースに行って一旗揚げてもらいたい」と語った。
8月に意見交換のため来日したアフターマン・ゼネラルマネジャー(GM)補佐は昨年まで野茂英雄投手(ドジャース)やソリアーノ内野手(ヤンキース)らの代理人を務める団野村氏の事務所で働いていた。野茂、吉井理人(エクスポズ)ら30人を超す選手の契約に携わってきた腕利き。「松井獲得のための布石」としてヤンキースが引っ張った女性GM補佐と言われている。
松井は1日、「ある程度希望はある」とだけ語ったが、長嶋茂雄・前監督が8月に講演会で「松井もヤンキースに行きたいと……」と口を滑らせたことがある。
■5番左翼手
ヤンキースは今季、2年連続で「世界一」を逃した。指摘されたのは外野陣の層の薄さだった。松井なら即レギュラーと見る専門家は多い。
ただし、1番ソリアーノから、ジーター、ジアンビ、ウィリアムズと続く打順は30球団一と言われ、いきなり4番というわけにはいかない。メジャーリーグ・アナリストの牛込惟浩さんは「5番か6番。5番と右翼手をモンデシーと競うことになる。左翼手に回る可能性が高い」と見る。
気になる本塁打数は「ヤンキースタジアムは右翼が狭い。30本は可能だろう」と牛込さん。「ニューヨークの辛口なメディアと熱狂的なファン。うまくつき合えれば……」
ヤンキース入りにネックになるとすれば、年俸の問題か。ニューヨーク・ポストは複数のスカウトの話として、1年で800万ドル(9億7600万円)から1000万ドル(12億2000万円)の価値があると伝えた。ヤンキースは通算293勝のクレメンス投手らの契約を残している。新労使協定のもと、年俸総額が一定以上を超えると、球団としては“余分”な金を機構に納めなければならなくなるから頭が痛い。ただし、有力選手の放出も盛んに伝えられている。
■空洞化
「松井君がいなくなるのは、本当に困る」。日本テレビの氏家斉一郎会長はため息をつく。「彼なら来年も三冠王、56本塁打に挑戦できた。今季、消化試合で視聴率が下がらなかったのは彼のおかげなんだ」
今後、日本選手の大リーグ行きはさらに加速するだろう。今でも、メジャー志向を口にしている選手は数多くいる。来季には西武の松井稼頭央内野手らがFA権を得る。巨人の上原浩治投手、西武の松坂大輔投手らも権利を獲得した時、大リーグへの道を選ぶ可能性は小さくない。日本球界の地盤沈下はますます進むだろう。
近鉄球団はポスティング・システムでの大リーグ挑戦を奨励する。今季も、FA権を取得するまで3シーズン以上残す大塚晶文投手をこの制度で大リーグに行かせる。球団はFA移籍では入らない入札金を手にできる。「将来メジャーに行きたい選手は応援する」。永井充球団社長は言う。
一方、プロ野球野球機構関係者は「球団を経営する意欲が薄れているのではないか。それでは日本選手をメジャーに売り飛ばすエージェントだ」と批判する。
しかし、大リーグと日本のプロ野球の垣根が非常に低くなりつつあるのも事実だ。松井は「許されるなら、将来、日本のプロ野球に戻ってきたい」と話した。日米プロ野球の流動化が、新たな時代を作り出す。 (21:12)
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佐々木は大魔人で、鈴木はイチローで大リーグで通用して、野茂はトルネード投法に強じんさまで身に付けてしまいましたが、松井が大リーグへ挑戦する前にはっきりさせたほうがいい点なので述べますが、挑戦の結果は問わず日本球界への復帰を大歓迎いたします。
これは新庄など他日本の選手にもいえる事です、ただしパワーをまだ残す35歳位までにお願いしたいですね。
これは日本野球界や野球そのものの発展のためにもなる事なんでしょう。
しかし、日本の球団かもしくは大リーグの球団が「人気絶頂」の日本人選手の日本球界復帰を円満に認めない時は、あきらめるしかないでしょう。
阪神・日本ハムを渡りあるいた大投手で引退間近だった江夏の大リーグ挑戦が、野茂の挑戦を呼び起こし、野茂の活躍がイチロー、佐々木の挑戦を産んだように(個人的想像も入ってますが)、松井の挑戦・活躍はどのような波紋を野球界・日本経済に巻き起こすのでしょうか。
巨人・松井の1ファンとしてもいまから期待に胸がふくらみます。
がんばれ 松井秀喜