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日朝首脳会談での金正日の認めと謝罪発言には正直言って驚かされました。これまでの北朝鮮の対外発言と全く違ったスタンスであったからです。
あれ以来、金正日は自らの発言に込めて何を世界に伝えたかったのだろうかと、考えあぐんでいます。これまで、あまり意識に上がってこなかった国のことですから尚更です。
思い返してみれば、金日成が亡くなった時の金正日への権力移行はスムーズに行われなかったような節がありました。その時はあまり北朝鮮についての興味も無かったので、漠然と「実際の権力を握っている統治組織との間でトラブルがあるようだな」と漠然と考えていたのですが、先の金正日の発言からこのトラブルがかなり深刻な状態になっているのではないかと推量しています。
報道される限りでは、北朝鮮の実際の統治組織は軍であるように感じられます。しかし、かってわが国でもあったように、軍という戦闘機能を持つ組織の判断は極めて近視眼的な判断になりやすい傾向があると思います。そのために、小さな脳で勝手な対外行動を起こし結果的に国家を破滅に追い込む例が余りにも多い。今の北朝鮮でも同じような状況が進んでいると考えることも可能な訳です。
金正日が、巷間伝えられているように完全に統治組織を掌握しているのであれば、その心配は少ないと思われますが、仮にロデオの荒馬に乗っかっているような不安定な掌握であるならば、かの発言に込められた意味を早く正確に掴まなければ、またわが国の富をどぶに捨てなければならないような事態が起きるかもしれません。
かの発言が、「こちらは認め謝罪した、さぁ次は日本が謝罪と賠償をする番だ」という、単に発言を促すものだったのか、それとも「自分の押さえはもう限界に来ているので、早く国際的な対応行動を起こしてくれ」とのサインなのか、はたまたもっと別の意味なのか、その判断をする手がかりが少ないので、考えあぐんでいるのです。
判断によっては当然対応行動も変える必要があるでしょう。
発言が、統治組織による制止の効かない公開の席上で、本人の口から直接なされただけに、尚のこと気になるのです。
どなたか、これらのことについての適切な参考資料をお持ちの方がおられましたら、ぜひともご教示下さい。
時間はあまり無いと思いますので...