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(回答先: 北朝鮮強制収容所元警備兵の証言=安明哲 投稿者 てんさい(い) 日時 2002 年 9 月 22 日 02:31:07)
北朝鮮日本人妻一時帰国
http://www.osk.3web.ne.jp/~emichin/9.11.htm
平成9年11月
11月8日、北朝鮮から15名の日本人妻が帰国した。
30年以上もの間、祖国の地を踏むことのなかった彼女たちの胸中を思うと喜びの反面、一週間後、再び北朝鮮に戻らなければならないことを思うと複雑な心境でもある。
地上の楽園に夢を求めて北に渡った彼女たち。
情報の希薄な社会ほど恐ろしいものはないなと痛感させられました。
ともあれ、短いながらも一時帰国が実現できたことは一歩前進、喜ばしいことではないですか。
「日本で何をしたいですか?」の問いに、「日本の家族に偉大なる金日成将軍様の教えを説いて帰りたい」とおっしゃった方がおられました。
おいおい!日本の家族に嫌われるぞ。
お気持ちはよーくわかりますが、ここは日本ですよ、リラックスリラックス、のんびりしましょうよ。
日本にいる少しの間だけでも、自由という解放感を味わってもらいたいと切に思うのでした。
3日目、それぞれの故郷に向け、本当の意味での里帰り。
最高齢の西本ハルコさんの墓参りの際の映像が映し出される。
お墓の前で手を合わせ、涙ながらにおっしゃった一言。
「ご両親様、不幸な娘をお許し下さい。」
"うわっ! まずいっ!!"と思ったのは私だけではないでしょう。
その直後、アナウンサーが「不幸な娘とは、親不孝という意味で、決して今現在不幸であるという事ではありません」と注釈。
通常なら何ら問題のないこの一言、北では死をも招きかねない大失言なのである。
アナウンサーにまで、いらん気を使わすなよ北朝鮮!
その後西本さん、体調を崩され病院に運ばれたが、この一言が原因ではないだろうかと心配しております。
それでも彼女たちは「民族差別もないし、北朝鮮の方が気楽でのんびりしている」とおっしゃる。
北では出身成分分類によって国民全てに階級が付けられ、それによって生まれた時から一生が決定的なものになってしまう。
これ以上の、おもいっきりな差別はないと思うのだが・・・。
最後まで、彼女たちの口からは北を称賛する言葉しか聞かれなかった。
「北朝鮮では幸せに暮らしていますか?」のインタビューに「はい、とても幸せです」の言葉と笑顔が、この上なく痛々しく感じずにはいられませんでした。
一週間の短い日程を終え、涙ながらに祖国を離れる彼女たち。
近い将来"日本と北朝鮮、自由に行き来できるようになればいいね"と心の底から願うのでした。
かくして、今回の里帰りを契機に、第二陣候補予定者5名が公表された。
5名・・・なんとも少ない数だ。
今回の15名全てが朝鮮労働党員ということを考えると、納得しちゃいけないんだけど納得してしまう。
北には1800人もの日本人妻がいると言われているが、北朝鮮選りすぐりの日本人があと何人いるのかと思うとまたもや不安になる。
北朝鮮は今回の里帰りを人道的配慮とおっしゃる。
人道的とおっしゃるのなら、それなら無条件に全ての日本人を返してくれ!!・・・と、怒りがこみ上げる。
およそ1800人といわれる日本人妻のうち、消息が確認できているのは約1/3の600人といわれている。
残り約1200人は生きているものやら、死んでいるものやら・・・らしいが、今の北朝鮮の事情を考えると、生きているのなら援助の手紙を日本に出していないわけがない。
ということは、残り約1200人は既に亡くなっている、もしくは収容所に送られているかのいずれかであろう。
ある北からの亡命者が言う「アメリカは骨まで拾いに来るのに、日本は生きている者も助けに来ない」・・・と。
日本政府はもっと強気で、この問題の解決に取り組んで欲しい。