現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
http://www1.jca.apc.org/aml/200209/29842.html
Subject: [aml 29842] Fw: [nmw]「不審船」米国から情報
こんばんは。遠藤@埼玉です。
不審船に関する情報の転送です(出典:No MoreWar-ML)
(転送ここから)
不審船:
発見の数日前、米国から日本政府に情報
能登半島沖で不審船が確認される数日前、米国から「朝鮮民主主義人民共和国
(北朝鮮)を出港した複数の不審な船が日本海にいる」という情報が、日本政府
に伝えられていたことが政府関係者の話で分かった。防衛庁は警戒を強め、船舶
が発する不審な電波を傍受するとともに、海上自衛隊のP3C哨戒機が4日午後、
不審船を発見した。
[毎日新聞9月6日] ( 2002-09-06-03:01 )
--------------------------------------------------------
(読売9月6日03:01)
不審船数隻、北朝鮮を出港…日米が電波傍受
石川県・能登半島沖の不審船問題で、不審船が一時、日本の排他的経済水域
(EEZ)内を航行していたことと、海上自衛隊が発見する数日前、この不審船
を含む数隻が北朝鮮の港を出航していたことが明らかになった。米国から日本政
府への情報提供に基づいた確認作業で分かった。政府はこれまで不審船はEEZ
外で発見され、その前の航跡は不明だとしてきた。また、北朝鮮から出港したこ
とも伏せてきた。
複数の政府筋によると、北朝鮮の港を常時監視している米国の軍事用の静止衛
星が数日前、複数の不審船がほぼ同時に出航したことを確認し、防衛庁などに伝
えた。これを受け、日米両政府は日本国内の電波傍受施設をフル稼働させて不審
船に関する情報収集を進めたが、一時、捕捉不能となった。
4日になって日米両国の傍受施設が、秋田県・男鹿半島沖の約370キロ付近
で北朝鮮特有の電波を発して航行している不審船を発見した。この段階では漁業
法違反などに問うことが可能なEEZ内だった。
ただ、電波傍受では電波を発信している不審船の正確な位置を限定することが
出来ないため、同日午後、海自の哨戒機P3Cを現場海域に派遣した。同日夕、
P3Cが不審船を視認した時には、すでにEEZの外に出ていた。発見された不
審船以外の船については、現在までどこに位置しているのか確認されていない。
(共同09/06 11:36)
EEZ侵入との情報ない 閣議後会見で扇国交相
扇千景国土交通相は6日の閣議後の記者会見で、石川県・能登半島沖で見つかっ
た不審船について「防衛庁から海上保安庁に連絡のあった4日午後5時15分に
初めて知った。その時は日本の排他的経済水域(EEZ)外で、閣議でも防衛庁
から不審船がEEZの中にいたとは聞いていない」と述べた。
「海上自衛隊のP3C哨戒機が不審船を視認する前、不審船からの電波傍受の
段階で海上保安庁に連絡があるべきだったのではないか」との質問に対し、扇国
交相は「そう思っている。リアルタイムで情報を共有できなければ準備態勢がで
きない」と述べ、防衛庁と海保との連携に問題があったとの認識を示し「今後、
海保と防衛庁、内閣を含めて検証が必要」とした。
不審船対応、海保への連絡後回し 「防衛庁のアピール」
北海道新聞 2002/09/07 02:23
能登半島沖に出没した不審船への政府の対応は、昨年十二月の不審船事件の教
訓を十分に生かせないまま、首相官邸、防衛庁、海上保安庁それぞれの思惑も絡
んで、連絡の悪さだけが浮き彫りになった。六日、政府関係者から「安全保障上
の失態」に不満や反省の声が相次いだが、政府内に走った亀裂は小さくなさそう
だ。
「(防衛庁と)情報はリアルタイムで共有したい。そうでないと意味がない」。
海上保安庁を抱える扇千景・国土交通相は同日の閣議後の記者会見で、防衛庁が
海保への不審船発見の連絡を“後回し”にしたことに不信感をあらわにした。
海保に正式に連絡が入ったのは四日午後五時十五分。一方、首相官邸の危機管
理センターの発表によれば、海自機が不審船を目撃したのは午後四時すぎで、一
時間以上の時間差があった。
その理由を「防衛庁が自分たちだけで処理し、安全保障上、不審船対策には防
衛庁が欠かせないことをアピールしようとしたのでは」と見る政府関係者もいる。
ただ、昨年末の東シナ海での銃撃戦で、職員が生死をかけて対応した海保にと
って不審船対策は最重要案件。不審船発見後、巡視船十五隻の大船団で追尾した
ほど、「海保の気合」(首相周辺)は強かった。
だからこそ、防衛庁からの迅速な連絡という肝心な部分での“ミス”は我慢で
きないわけで、扇氏は会見で「昨年から一歩も進歩してない」と怒りを爆発させ
た。
さらに、防衛庁は四日の報道発表よりも二日前の今月二日、米国の偵察衛星を
通じ、不審船が日本海の排他的経済水域(EEZ)の境界線付近を航行している
のを確認したとの報道もある。
また、政府筋は「防衛庁から官邸への第一報は午後三時十分ごろ」とも述べて
おり、少なくとも二時間以上、海保への連絡が“たなざらし”されていた可能性
もある。
そこには、十七日の日朝首脳会談への火種を小さくしたい首相官邸の思惑も見
え隠れする。政府筋は「反省すべき点があった。もっと連携しないといけない」
と失態を認めるが、政府内の相互の信頼を回復するには時間がかかりそうだ。
(転送ここまで)