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Re: ? 投稿者 edit or 日時 2002 年 9 月 11 日 11:03:41:

(回答先: ほほう!「 宗教は馬鹿のためにある」 投稿者 あのう、ボケ仙人さん...そしてむむさん... 日時 2002 年 9 月 09 日 03:29:31)

なんか解るなぁと思いましてレスさせていただきました。
(以下思い切り私見ですので不確かなことも書いてしまっているかもしれません予め・・・)
日常と非日常を明確に区別して、日常と俗、非日常的と聖を密接に結びつけるような習慣
を持つようになったのが原因なのかどうなのかはハッキリしませんが、
日本人の宗教観って他国に比べると、祭りの時だけの祭りみたいな比較的偏平な印象を持ちます。
区別できていた内はまだ良いのですが、高尚だが煩瑣な教義よりも日常で受け容れ易い数値目標的な
ビジネスに零落させてしまった辺りから、何やら宗教表現の異形のもの以上に現実的で怪しげな異形の
ものを生み出してしまった、それが新興宗教や新新宗教と呼ばれる組織の側面だと思いました。

僕ら人間は存在の不確かさを知ると、他人の中に自分の存在を確認したり自分以上の力を持つ存在を
恃みたくなってしまうものです。それは目に見える形の力以外に知識や知恵の力だったりしますので、
宗教って知識や知恵の基盤となる真実の道理が何処に存在しているのか、ということを求めること
でもあり、それらを求めるときの謙虚さの表れでもあると思います。
特に西洋では宗教周辺の発展過程を見ましても、それを持たないってことは、真理への謙虚さに
欠けていると見られてしまうのかもしれません。
宗教がそれだけ一般的思惟に浸透しているということなのでしょう

未確認ですがむむさんの抜粋として挙げられていました、「科学等、通常の学問と異なり〜逆の特性がある」
という箇所には疑問は否めません。物理学や数学の発展を促してきたニュートンもライプニッツもアインシュタインも
学問を究めることで決して宗教を否定した訳ではありません、ということは脇に置いておきましても、
学問に可逆的進歩を認められない或いは新約聖書が旧約聖書、旧約聖書がメソポタミア地方の古い神話よりも
レベルが低いとも取られ説明が充分ではないのではと思いました。しかし宗教では長い間研究を進めてきた
結果古い聖典に高い価値を認めていることは確かです。
それだけ宗教の表していることが普遍性に富んでいるということでもあるのでしょう。そして教義の元
で皆が等しいはずの宗教に役割を与え分担したりする内に、差別を生じてしまったことも事実です。
それこそ役割などは宗教儀式で教義の普遍性に昇華できれば健全性を保つことができたのかもしれませんが、
人は一度差別の産物の優越感などに陶酔してしまうと容易には抜けられなくなってしまうもののようです。
求める方法が違うだけで実は同じことを求めているかもしれないのに、自分の支持する考えの優越性を
唱えてしまうのです。
それは神様が出発点のように見えて実は神様が解決することじゃなくて、人間が解決することでは思います。
神様は、と人格化して書かせてもらいますが、人間が努力して解決できるようなことには
あまり手を貸したがらないのではないでしょうか。人同士の努力で真理を得ることも宗教なのです。

気ままな流行事のように「宗教」に短期間で全身全霊を傾ける人がいるかと思えば、神を全否定し代わりに
目先の欲望を端的に叶えてくれる金銭を神のように崇めたり、あるいは人なくしては存在し得ない
「組織」を全てにおいて恃みにしてみたり、現象が極端すぎる日本人にも、いづれ宗教が説くような
人にとって本当に大切なものが何なのか解るようになる時が来てくれることを僕は望んでいます。
誰かの苦しみの上に成り立っている平安は真の平和とは呼べません。日本も長らく平和を謳歌してきたような
気持ちでいる様子ですが、実は戦前戦後から未だに平和には至っていないのかもしれません。

空耳?

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