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宇宙開発事業団は10日午後5時20分、種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から国産ロケット「H2A」3号機を打ち上げ、2機の人工衛星を予定の軌道に投入し、3回連続で打ち上げに成功した。試験機だった昨年8月の1号機、今年2月の2号機に続き、初めての本格運用として実施された今回の打ち上げにも成功したことで、政府が計画するH2A事業の民営化にもはずみがつきそうだ。
H2Aは発射14分後、地球への帰還実験などを行う次世代型無人宇宙実験衛星を高度約450キロで切り離し、周回軌道にのせた。その15分後には、地上との通信試験を行うデータ中継技術衛星を高度約3万6000キロの静止軌道に送り込む「静止遷移軌道」に投入した。1度の打ち上げで2機の衛星を異なる軌道にのせたのは、95年のH2ロケット3号機以来。データ中継技術衛星は「こだま」と名づけられた。
H2A1号機、2号機は、エンジンなどの技術改良に必要なデータを集めるのが主な目的だった。事業団は3号機から本格運用することにし、H2Aとして初めて外部から受注した衛星である宇宙実験衛星を搭載した。
H2Aは今後、早ければ今年11月の4号機で環境観測技術衛星(ADEOS−2)などを軌道に運ぶほか、来年以降は国内初の情報収集衛星のほか、気象衛星「ひまわり」の後継となる運輸多目的衛星(MTSAT)などを搭載する予定だ。
政府の総合科学技術会議は今年5月、衛星打ち上げの国際市場に参入するため、H2A事業を民間に移転することを決めている。
(19:03)
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ロケット打ち上げ成功おめでとうございます。
民営化後もロケットの打ち上げ・開発に国費を使う場合は他社(他国)との競争も入りますので、当然ですが、採算を考慮して、極力失敗の無いように有効に使ってもらいたいですね。