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(回答先: Re: 敢えて問う!朝鮮半島出身者(韓人)は“二等国民”として生活していたのではないか? 投稿者 日時 2002 年 8 月 31 日 20:09:24)
レスありがとうございます。
>韓国人にしても,朝鮮人にしても,中国人にしても,他の東南アジアの国,あるい
>は,ヨーロッパでもアフリカでも,一等とか,二等とか,三等とかの区別はない。
私もそう思っていますし、建前の価値観や法制度もそうなっている国が多いと思います。
問いかけた内容は、そのレベルではなく現実的実態の話です。
日本で言えば、“在日”の人たちは、大手日本企業に就職しづらいとか、日本人との結婚は難しいといったものです。
米国であれば、黒人・ヒスパニック・アジア系・ムスリム(ユダヤ系も)は、特殊視され、より良い経済条件を手に入れるためには西欧系の人より数段努力しなればならないという実態があります。
北朝鮮はわかりませんが、韓国では、本貫地意識が強く、地域対立感情が根強く残っています。(全羅道に対する歴史的差別意識も残っています)
>日本の過去の侵略戦争は、どのような弁解をしても正当化できない。
私も、日本に限らず過去の侵略戦争は正当化できないものだと考えています。
と同時に、謝罪すれば済む問題ではないと思っています。
どうして、当時において力を誇った国がこぞって侵略戦争を行うに至ったかを考え、そうなる要因を除去しなければならないと考えています。
>またどんな国であれ,個人であれ,他国や他人に支配されて,幸福であるということはない。
キム氏の『親日派のための弁明』を読みながら、言われていることがずっと引っかかっていました。
私自身は、他国や他人に支配されて幸福だとは思いません。
当時の朝鮮半島に生きていれば、たぶん、キム氏が売国奴と指弾している「反日」であったはずです。
>正しい歴史観を見につけ,自分で,真実を探求するべきだ。
“正しい歴史観”というものが普遍的にあるとは思いませんが、個々人が、現在的価値観に基づき、常に、歴史を捉え直し続けることが必要だと思っています。
>一方的に他国のことを決めつけるのは,危険であり,その国の歴史を研究し,その国
>の人から意見を直接聞くべきだ。
>誤解や偏見を放置しておくと,大変な間違いを起こす。
その通りだと思います。
>歴史的な事実は,変えようがなく,それから目をそむけても,隠しても,捻じ曲げて
>も変わらない。
>嘘の歴史を教えてもそれは意味がない。
歴史的な事実は変えようもないことは確かですが、事実に対する評価(価値判断)は変わっていくものだと思っていますし、評価の体系的記述がいわゆる歴史だと思っています。
目をそむけたり、隠したり、捻じ曲げたりしないで事実をできるだけ公開し、関わる国々が、結論は異なるとしても、ともに事実をどう評価するかという場を持つべきだと思っています。
何をもって“嘘の歴史”とするのかという問題があります。
歴史は、現在において書かれたり語られるものであり、しかも、厖大な事実のなかから選択されたごく一部の事実に対する評価(価値判断)体系です。
事実の嘘は是正できる限り是正し、論議を尽くしてもぶつかり合う評価については、両論併記しかないないのではと思っています。
例えば、高句麗の広開土王の石碑は“事実”ですが、評価(解釈)は様々です。
高句麗王の石碑に彫られている“臣となす”の主体が倭(日本)であるはずがないという見方をしていますから、“臣となす”の主体が倭であることを根拠に教えている日本史部分はいい加減なものだと思っています。(今はどう教えているか知りませんが...)