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(回答先: Re: あちらの警察は日本より悪質 投稿者 ほんと? 日時 2002 年 8 月 25 日 15:16:09)
タイでは・・・
タイ・バンコクに住んでいるものです。「中国の達磨」を見てのバンコクからの感想です。
タイを旅行された方なら見たことがあると思いますが、ここには多数の物乞いが 繁華街の路上や歩道橋にいます。特に目に付くのは、手足を切断された者・・・酷いのは片手片足で道路を這っています。それから、赤ん坊と女性(あまり若くない)の組み合わせ等です。皆一様に、空き缶を離さず持っています。
この手足のない人たちや赤ん坊は、田舎や近隣諸国から売られたり、さらわれてきた人達です。その後、彼らのうちの幾人かは、「物乞い」のために手足を切られます。だから傷跡は見事に処理されています。彼らは、いわばマフィア経営の「乞食会社」の「強制社員」です。他の五体満足の人々は自主的な連中と強制的な連中の区別がつきませんが・・
(その他、歩道橋の下で年配の連中が数人で妙なカラオケを歌い、その横で空き缶を並べているのがいますが、これは明らかに自主的なものです。)
彼らを見ると本当に気の毒に思いますが、彼らに渡した金は全てマフィアの収益になります。だから私は、どんなにかわいそうに思っても渡しません。他人の同情心を商売にする手口、その為に手足を切られた彼ら。そしていくら金を渡しても、彼らには必要最低限の物しか与えられないだろうと思うからです。只、彼らの前を通るときに、何ともいえないいやな気分になります。これは何年居ても変わらないですね。(タイの人は、それを知っていても、かわいそうだからといって小銭を渡す人がいて感心します。)
また、五体満足の人が腕を包帯で吊ったりして、ごまかす手口もあります。実際に私は、
夜中に、とある食堂で友人と一杯やっている時に、仕事を終えた乞食に会いました。食堂の人が彼に、包み(残飯?)を渡し、彼はその場で腕を吊っていた包帯を解き始めました。
呆れた私達が、質問すると、彼は笑いながら「この方がまじめに仕事をするよりも何倍も収入が良い」と言っていました。
タイですらこういう状況ですので、中国の話も私から見ると「あっても不思議はない」です。ま、似たようなものだろうな、という印象です。