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非常に多数の掲示板で知られるインターネット掲示板群「2ch」。
しかしながらその成立過程や発展状況を「あめぞう」掲示板最盛期当時から知る
一部の人には、様々に疑問視されているのも、「2ch」の持つ事実。
以下に転載するのは、
★【IT事件簿】猫虐待で検察を動かした“2ちゃんねる世論”の恐ろしさ
と題する ASCII24 NEWS の記事からの転載。
この記事の内容は興味深い。
私は「2ch」の書き込み人によって日夜作られている「ネット世論」に関しては、
TV、新聞、週刊誌 等のマスコミが作っている所謂「世論」と同質のモノを
何故か感じる。ネット上での匿名を装った稚拙な書き込みには、裏がある。
私は「2ch」の「ネット世論」には妙な恐ろしささえ覚える。
この感覚は多分間違ってはいないだろう。
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★【IT事件簿】猫虐待で検察を動かした“2ちゃんねる世論”の恐ろしさ
猫の耳やしっぽを切って殺害した画像をインターネットの掲示板サイト、
“2ちゃんねる”で公開したとして福岡地検は、広島県呉市の無職の男(27)を
動物愛護法違反の疑いで8月6日逮捕、7日に同法違反容疑で福岡地裁に起訴した。
同法違反での逮捕・起訴は極めて異例。
男は今年5月書類送検されたが、地検には厳罰を求める電子メールや手紙が多数寄せられた。
地検は「社会的影響が大きい」として、世論を配慮して起訴に踏み切ったとみられる。
(8月7日の各紙の報道から)
■摘発のきっかけも2ちゃんねる世論
2ちゃんねるを舞台にした異例尽くめの事件。動物愛護法違反での逮捕・起訴も異例なら、
任意捜査、書類送検で一度処理された容疑者を全く同じ事件、同じ容疑で
逮捕・起訴するのも異例。
極めて珍しい結果になったのは、2ちゃんねる内でのこの男に対する批判が大きく影響した。
最初、5月に警察を動かして摘発、書類送検させたのも2ちゃんねる内の声がきっかけ。
さらに今回、検察を逮捕・起訴に持ち込ませたのも2ちゃんねる内の世論。
男が画像を公開したのが2ちゃんねるだったこともあるが、2ちゃんねるの世論の盛り上がり
によって警察や検察が動いたことは間違いない。
〜中略
検察をも動かす世論を形成した2ちゃんねる。検察の言う逮捕・起訴の理由での
「社会への影響」の“社会”とは、2ちゃんねるを指しているようだ。
警察に摘発させただけでなく検察に逮捕・起訴までさせ“影響の大きい社会”
と検察に意義付けられた2ちゃんねるだが、その実態は極めて危うい。
2ちゃんねるを社会の“世論”と勘違いして踊らされていると、
警察や検察はいずれ大恥をかくことにもなりかねない。
そんな危険性を2ちゃんねるは秘めているのだ。
■世論ではなく総会屋? に踊らされた
2ちゃんねるに近いあるインターネット関連会社の社長は、
2ちゃんねるの幹部から得た話として証言する。
「2ちゃんねるは、運営者や幹部などがそれぞれ別々に会社を作りカネの流れを見え難くしているが、
実際の資金源は複数の大手通信会社系からの調査費名目のカネ。
月額で計約700万円と言い、年間にすれば1億円近く。額はともあれ、
これは通信会社系的には、ぼう大なトラフィックを調査すると言う表向きの理由が一応は立つ。
自社系に都合の悪い書き込みがされた時に優先的に削除してもらうことも期待している」
と前置きし
「通信会社系の削除の期待も含めて、2ちゃんねるは総会屋と同じになっている」
と言うのだ。
その具体的な理由として社長は、こう話す。
「2ちゃんねるはボランティアの削除人が書き込みをチェックして、
好ましくない書き込みを一所懸命削除している、ということになっているが、あれはウソ。
削除人には給料が支払われ、その給料の原資となっているのが、
まずいことを書き込まれた企業が削除要求とともに渡す裏金。
これはまさに、総会屋の構図そのものだ。
これまで裁判になっているのは金額で折り合えなかったり、裏金を出さない強い態度の企業とだけだ」
もしこの社長の証言が事実だとすれば、警察や検察は、総会屋と同じ仕組みの掲示板サイトに
動かされて摘発したり、異例の動物愛護法による逮捕・起訴や、
書類送検で処理した容疑者を異例の逮捕・起訴に持ち込んだことになる。
「社会への影響」と検察が言う“社会”が、実は総会屋に等しいものだった、
とは、警察、検察にとって何とも情けない話である。
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■【IT事件簿】猫虐待で検察を動かした“2ちゃんねる世論”の恐ろしさ
http://ascii24.com/news/reading/causebooks/2002/08/09/637825-000.html