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新型テレビという番組で、ある自己破産をしたタレントが登場しました。
それと対話をしたのはある有名な女性タレント2名でした。
その番組を見ていて、私はとても不快に感じ、これは重大な人権侵害行為が行われたと認識しました。
その番組においては、その他にも直接はカメラで映し出されませんでしたが、笑い役専門の笑い男が出ていました。
映像としては出ていませんが、不気味な不快な馬鹿笑いをするという役目を果たしていました。
どうしてそんなものが必要なのかわかりません。
おそらく視聴率を稼ぐために、そのような笑い男が配備されているのでしょう。
この手法は、テレビショップングとかで、さくらを登場させ、関心のあるような芝居をさせたり、拍手を支持通りにやるのと似ています。
ところでその自己破産をした人は、誰でも知っている有名なタレントです。
その人はある人の連帯保証人に頼まれてなってしまいました。
そのようなものにはなるべきではないのですが、人に頼まれると断れない性格だったのです。
その連帯保証人は借金を返済せずに逃亡しました。
その結果、このタレントは借金返済をしなければならなくなり、それで払えなくなって、自己破産したのです。
このようなことはよくあることであり、最近は、暴力団関係の闇消費者金融では、故意に自己破産を誘導することが多いのです。
連帯保証人にさせる手口も巧妙で、相手に安心感を持たせる技術もあります。
それに金利が法外に高額で、雪達磨式に短期間で借金が増えるのです。
それは借りた金の数倍どころか、数百倍、数千倍にも膨れ上がるのです。
どうもこの対話に登場した女性タレント2名は、自己破産がどういうものなのか、まったく無知なようでした。
ただ侮辱的に嘲笑するだけで、他人の不幸をおもしろがっているとしか見えませんでした。
そういう陰険で、意地悪で、根性の捻じ曲がった態度には強い怒りを感じました。
また自己破産をしたタレントが、なぜあそこまで自分を卑下し、卑屈になるのか理解できません。
世間一般で誤解されていることですが、自己破産をしたということは、人間性を失ったということではありません。
自己破産をしても、基本的人権は尊重されねばなりません。
自己破産による処分の中に、公民権の剥奪というのがありますが、これは日本国民であることを否定されるとか、奴隷になったということではありません。
選挙で立候補することができませんが、あなたは選挙に立候補しますか?
それから一定期間、新しく借金をすることができません。
また一定期間、次の自己破産を繰り返すことができません。
その程度です。
公民権の停止も、借金ができなくなることも永遠ではなく、また年月が経過すればできるのです。
自己破産をした人は、ある意味で失敗をしたということは事実ですが、他人がそれに対してとやかく言う筋合いもなければ、そういう権利もありません。
自己破産によって損害を受けた、以前の貸主は不満でしょうが、恨みを晴らすために嫌がらせをしたり、攻撃することは許されません。
そのようにしたい気持ちはわかりますが、自己破産者にも権利があります。
自己破産制度を悪用する人間もいることは事実です。
でもそういう人ばかりではないのです。
銀行が突然、事業資金を貸さなくなったり、それどころか、今までの借金をすぐに返却するように要求して、倒産させているのです。
これは国家的犯罪であり、官僚や政治家の不正行為なのです。
今後、日本の景気が回復しても、日本ではなかなか新しい企業はできないし、発展しないでしょう。
なぜなら日本政府の汚い手口を知ったからです。
いつまた裏切られるのかわからないのに、とても信用できないでしょう。
自己破産者といえば、生活保護受給生活者の問題につながります。
この社会福祉制度は、法律となっているのに、いまだにこういう人を差別する風潮があります。
日本の経済政策の失敗により、このような人々は今後も増えます。
こういう人は、働く意思のない怠け者ではなく、働きたいのです。
金を自分の力で稼いで生活したいと思っているのです。
自己破産のタレントと対話をした女性タレントは、人気があり、金持ちでしょうが、そういう人が偉いとは思いません。
金持ちだから偉いということはないのです。
またそういう人にだけ特別に権利があるのではありません。
憲法上は、自己破産したタレントも、売れっ子タレントも同じ権利を持ちます。
それを何か自分達は偉いかのように錯覚し、自己破産者ならどんなに侮辱してもいいと思っていると失敗します。
そういう侮辱行為は、相手が自己破産者であろうが、生活保護費受給者であろうが、不当な人権侵害になります。
人権侵害に対しては、損害賠償を請求することができます。
自己破産者に名誉や権利は何もないと思っている人が多いのですが、それは違います。
自己破産者の権利が守られるといっても、何度も自己破産をすることは許されません。
自己破産を目的として、返す意思もないのに、金を借りまくるというのは、詐欺行為です。
でも、正常な努力をしていて、やむおえず、返せなくなったら、だらだら引き延ばすよりも、自己破産をするべきです。
テレビに登場した自己破産のタレントは、おとなしい性格の人でしたが、中には激しい気性の人もおり、からかったり、挑発行為をしたり、差別したり、いじめをすると、どのような反撃をされても文句はいえないでしょう。
挑発行為は常に危険です。
現在、自己破産者は急増しています。その原因は何であるかを考える必要があります。
人生の敗北者だと決めつけ、切り捨てるだけでいいのでしょうか?
これは日本が傲慢に陥り、汚職をはびこらせた結果ではないでしょうか?
侮辱する暇があったら、法外な金利で金を貸す闇金融を摘発し、銀行制度を変え、連帯保証人の危険性を訴えるべきでしょう。
連帯保証人制度そのものを廃止するべきです。
法律というのは完璧ではありません。
有事法制や、個人情報保護法や、国民総背番号制など悪法もあります。
暗黒世界で、権力を持つ者こそ、悪の支配者なのです。
本当の敵は、意外な場所に隠れています。