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(回答先: Re: 問題は「参政権」の有無 投稿者 トマト 日時 2002 年 7 月 06 日 03:16:00)
トマトさん、こんにちわ。
>青少年は精神的に未熟化・幼稚化してきています。
“早熟化”の意味は、身体・知識・他者との関係性などの増大ペースが早くなったという歴史的変化です。
TVなどのメディアとの関わりを通じて、従来であれば、大人になって知るようなことを10歳になるかならないかで知ります。
それが、未熟化・幼稚化とも受け止められるかたちで現れている要因が何かというのを探る必要があります。
端的には、大人並みの身体や知識を持っているのに、子供として位置づけられ扱われていることが要因だと思っています。
学校制度も見直しが必要です。モラトリアムはそれなりに意義があることだと思っているので、義務教育を修了し、高校・大学に進学するのは構わないのですが、やりたいと思うことがない高校や大学に「せめて、高校までは...」や「やっぱり、大学は..」という価値観で行かせる風潮は、制度的及び価値観的に解消していく必要があると思っています。
高校に籍を置いているけど、町を友達とふらついているほうが楽しいとか、恋人とベッドにいるほうがうれしいという価値観であれば、いろいろと“問題”も生じます。
そのような社会的立場と実際行動(価値観)のギャップをどう評価するかです。
●「そのようなギャップをまるまる認めてやる」(モラトリアム)
●「社会的立場と異なる価値観を実現したいのなら、自分で稼ぐという社会的立場に移らせる」(親子縁切り)
●「求める人が少ない社会的立場を少なくする」(高校生は中学卒業生の20%だとかになるよう高校の数を減らす。税負担も減少する)
●「親の負担による遊び人の存在を社会が許容する」(勉強も仕事もしないである年齢まで親の金で遊ぶことを心から善なる行為として認める)
親や国家そして社会と、実行したり、変容しなければならない主体は異なりますが、どれも採りうるものだと思っています。
>少年犯罪の凶悪化というのもいまいち明確でない観念です。
“凶悪化”という言葉を使ったのは不用意だったと反省しています。
殺人・強姦・強盗は、昔から少年犯罪としてそれなりの数で存在していました。
統計的に言えば、それらの数が増えているとは言えないことも知っています。
“凶悪化”については、“オヤジ狩り”や“ホームレス狩り”の増加がその象徴だと考えています。
昔の恐喝は、単純な金ほしさでしたが、金を奪う対象に意味づけをしています。(オヤジ層がある種の憎悪の対象になっている)
“ホームレス狩り”の基礎には、美醜的基準で醜なるものを排除したいという意識もあると考えています。(うざい、うっとうしい存在という表現でもいいのですが)
出身地が荒っぽい土地なので、中学時代から派手な喧嘩やえぐい恐喝・強姦を数多く見ていましたが、動機はより単純なものでした。(いきがりや金ほしさ、(いい)女に突っ込みたいなど)
>少年法の理念は非行者の矯正という処罰にあります。
>それはいわば洗脳刑であり、精神への厳罰化を意味します。
別の書き込みへのレスになりますが、少年法に限らず、刑法罰の理念でもあります。
まさに、「思想信条の自由」に反する国家行為です。