現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
06/29 11:29 ナチスの外相と内通 「王冠捨てた恋」の夫人 外信30
【ロンドン29日共同】「王冠を捨てた恋」などと騒がれて一九
三六年に退位した英国王エドワード八世と翌年再婚しウィンザー公
妃となった米国人シンプソン夫人は、ナチス・ドイツのリッベント
ロープ外相が駐英大使だった三六年に外相と愛人関係にあり、公妃
となった後も英国とフランスの重要情報を伝えていた、と二十九日
付の英紙ガーディアンが報じた。
同紙が情報の自由法で米連邦捜査局(FBI)から入手した二百
二十七ページの秘密文書によると、ルーズベルト米大統領はこの情
報に基づき、四一年四月に米フロリダ州を訪れたウィンザー公夫妻
をひそかに監視下に置いた。
文書によると、独ソ不可侵条約締結で知られるリッベントロープ
外相は駐英大使時代、シンプソン夫人に毎日カーネーションを十七
本贈ったが、この数字は二人が密会した回数を暗示しているという
。
夫人はエドワード八世が当時のボールドウィン英首相から「結婚
か王冠か」の二者択一を迫られ退位させられたことで英国を恨んで
いた。夫人の離婚歴が問題とされたが、FBIは夫人の熱烈なナチ
ス支持が真の障害とみていたという。
エドワード八世の公式伝記執筆者ジーグラ氏はシンプソン夫人に
ついて「政治的人間ではなく、服と宝石と華やかな生活のほか何も
興味のない、金と物欲だけで生きた女性」と述べ、秘密文書の情報
は信じ難いとしている。
(了) 020629 1128
[2002-06-29-11:29]