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W杯サッカー:準決勝 [ブラジル] 1−0 [トルコ] でブラジル3大会連続決勝へ「YOMIURI ONLINE」 投稿者 ほくめん 日時 2002 年 6 月 27 日 02:15:55:

ブラジル3大会連続決勝へ、ドイツと「夢の対決」

ブラジルのロナウド(左)が決勝ゴールを決める
 サッカー・ワールドカップ(W杯)日韓大会は26日、埼玉で準決勝第2試合が行われ、ブラジルが1―0でトルコを下した。史上最多となる5度目の優勝を狙うブラジルは、グループリーグから無傷の6連勝で3大会連続の決勝進出。30日に横浜で行われる決勝でドイツと対戦する。

 ブラジルは、1974年大会で、東ドイツと対戦(1―0)したことはあるが、西ドイツ、統合ドイツとW杯で対戦するのは初めて。21世紀最初のW杯決勝は、欧州と南米の両雄が初めて激突する“夢の対決”となった。

 ブラジルは49分、エースのロナウドが得点王争いの首位に立つ今大会6ゴール目をドリブル突破から決め、先制。トルコの反撃を粘り強い守りでしのいで逃げ切った。

 トルコは、29日に韓国・大邱で行われる3位決定戦で韓国と対戦する。

 ◆ロナウド決勝弾、技ありトウキック◆

 49分、ロナウドは左サイドのジウベルトシウバから前線でパスを受けた。しかし、周りは複数のトルコDFに囲まれている。それでもロナウドは強引に相手DFの間に割って入った。あとはGKだけの状況。ここでロナウドは意表を突いて右足のトウキックでシュートを放った。ボールは相手GKの左手をはじいて、ゴール右へと吸い込まれた。

 ドリブルでの突破は、持ち前のスピードと、当たり負けしないバランスの良さが生きた。トウキックでのシュートは、振幅が小さく相手GKがシュートを打つタイミングをはかりにくいもの。ここまで抜群の反応でゴールを守ってきたトルコGKのリュシュトゥも、ロナウドの天性の勝負勘に、完全に裏をかかれる形となった。

 グループリーグ初戦での同カードと同様に、ブラジルにとっては厳しい戦いだった。トルコの巧みなパス回しに流れを奪われ、最前線のロナウドは、ほとんどプレーする機会がなかった。しかもロナウドは左太ももに疲労性の痛みがあり、ここ数日は、途中から別メニューで調整してきた。

 勝負所でいかに集中力を発揮するかにかかっていたが、ベンチの期待に見事にこたえた。「ワンチャンスをものに出来て良かった」。68分に途中退場したものの、味方がつくったわずかなチャンスを決勝点につなげて満足そうだった。

 前回のフランス大会は決勝直前に、体調を崩し、準優勝に終わる要因をつくった。それだけに、今大会にかける気持ちは、相当のものがある。自らのゴールで切り開いた「リベンジ」への道。大会最多の6得点目でも、「まだ、タイトルを取った訳じゃない」と表情を引き締めた。

 今度こそ、世界最高のストライカーであることを証明するため、気を抜くわけにはいかない。(佐藤 毅)

 ◆ブラジル・フェリペ監督「ブラジルの選手もトルコの選手も素晴らしかった。ロナウドのけがは、2日前に髪形を変えたときに大丈夫だと確信した。(ドイツのフェラー監督とは)開幕後に顔を合わせたときに、(決勝で)対戦するかもねと話していた。それが実現できてうれしい」

 ◆ハカンシュキュル目覚めず◆

 試合内容では、ブラジルと互角だったトルコ。勝敗を分けた差は、エースFWの決定力にあった。

 トルコのエースは、1メートル91の長身、ハカンシュキュル。典型的なポストプレーヤーで、空中戦での強さを生かし、最前線でチャンスを作る。トルコの名門クラブ「ガラタサライ」で活躍し、2000年にはUEFA杯優勝の立役者となった。今大会では主将も務め、技術、精神の両面で、チームの中心となった。

 だが、大会に入ってから、思わぬ不振に見舞われた。ここまで6試合のすべてに先発したが、ついに無得点。足の付け根を痛め、本来の動きが発揮できていなかった。特に準決勝では、けがの具合を懸念したギュネシ監督が、先発させるかどうか、前日まで迷うほどだった。そして監督は「彼は主将でもあり、チームの中心だ」と決断。エースに試合を託した。

 しかし、本調子を欠いた状態で通用するほど、ブラジルは甘くなかった。味方がドリブル突破で好機を作りながら、最前線で流れを止めてしまったり、クロスに合わせ損ねたりした。

 それでも、81分にはFKに合わせて前進しながら体を反転させてDFを振り切り、素晴らしいボレーシュートを放った。だが無情にも、相手GKの好守に阻まれてしまった。

 残りは韓国との3位決定戦1試合。アウエーで厳しい戦いとなるが、逆境をはねのけ、トルコのエースらしさを最後に見せてほしいものだ。(吉見 光次)

 ◆トルコ・ギュネシ監督「後半、ゲームを支配して、ブラジルが疲れたところでゴールを、と思っていたが、先に点を取られてしまった。どの試合も選手は活躍し、トルコの人々は楽しんでくれたと思う。(今後は)長期的にはW杯優勝を目指したい」

 ◆リュシュトゥ好守連発◆

 GKリュシュトゥがブラジルの猛攻に耐えた。前半は7本の枠内のシュートを浴びたがことごとくセーブ。24分にはリバウドとロナウドが放ったシュートを立て続けに防いだ。ロナウドの個人技に屈して後半立ち上がりに失点したが、その後も集中力は切れず、トルコは最後まで決勝進出をあきらめずに戦うことができた。大会開幕前は「ブラジルに負けても仕方がない。故障で長い時間プレーできない」と弱気な発言もあった守護神。しかし、決勝トーナメントではわずか1失点の活躍で、今大会の名GKにその名が加わった。

 ◆地獄見た強さ◆

 横浜での決勝は、ブラジル―ドイツという“夢の初対決”になった。このカードを開幕前に予想した人は少なかっただろう。

 欧州予選でイングランドに1―5の惨敗を喫したドイツは、プレーオフに回って何とか出場権を得た。ブラジルも南米予選でボリビアやエクアドルにも屈するなど6度の敗北を味わい、苦しみ抜いての突破だった。

 しかし両チームは日韓の舞台で見違えるような戦いぶりを見せた。故障者の復帰や若手の成長など戦力のアップもあったが、地獄を見た者の強みと言えるような、精神面でのたくましさを感じさせるプレーの連続だった。

 予選を無難に突破したアルゼンチンやイタリア、そして予選を免除されたフランスの意外なもろさと比べると、両チームが苦しみの中から得たものの大きさが分かる。両雄による30日の決戦が、本当に楽しみだ。(塩見 要次郎)

 ◆ドキュメント◆

 20分【ト】右サイドからのクロスをアルパイが頭で合わせるが、GK好セーブ

 21分【ブ】カフーのシュートは、GKリュシュトゥの好セーブに阻まれる

 24分【ブ】リバウドのミドルシュートをGKがはじいたところをロナウドが狙うが、GKに阻まれる

 34分【ブ】リバウドのミドルシュートはゴール右隅をつくが、GKが好セーブ

 49分【ブ】ジウベルトシウバからのパスをロナウドがDFをかわしてシュートを決め、先制

 61分【ブ】ロナウドからパスを受けたフリーのクレベルソンがシュートを放つがGK正面

 81分【ト】ハカンシュキュルのボレーはGKに阻まれる

(6月27日00:06)
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私の予想(期待に近い物がありますが)は逆の結果を予想しましたが、結果を見れば実力を表す順当な結果と言えるでしょう。

ワールドカップ史上初の決勝での夢の対戦ということなので、サッカー史の後世に語り伝えられるような好ゲームを期待する所です。又サッカーの持つ醍醐味を電波を通して世界に伝えてほしいですね。

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