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(回答先: <小型機不明>富士川沿いで目撃情報 捜索始まる(毎日新聞) 投稿者 えーてる 日時 2002 年 6 月 24 日 10:50:41)
静岡、山梨両県警と第3管区海上保安本部(横浜)は24日早朝から、伊豆諸島の新島空港を23日午後に飛び立ったまま行方不明になっている、山梨県の男性3人が乗った小型プロペラ機の捜索を陸と海から再開した。しかし、同機とみられる小型機が目撃された両県境付近は、濃霧で視界が悪く、ヘリコプターでの捜索は難航している。
両県警には24日未明から、山梨県南部町の地元住民などから目撃通報が相次いだ。同町井出、農協職員佐野武徳さん(61)は「小型機が県境の(南部町の)白水山(812メートル)の尾根から約50メートル上を飛行していて、このままでは山を越えられないと見ていたら、雲に隠れて見えなくなった」と話した。白水山の近くにいた同町内船、製材業1000頭和昌男さん(56)は同時刻ごろ、中腹から下の方で「ドーン」と大きな音を聞いたという。
静岡県側では24日朝から、同県警の警察官が500人体制で捜索を開始。芝川町消防団の団員70人も白水山付近を捜索している。山梨県側では、佐野川温泉に山梨県警の約20人と静岡県警約50人の計約70人が集合。地元消防団員も南部町役場などに待機、天候の回復を待っている。
また、3管本部も、飛行予定の航路付近海上に巡視船、巡視艇計2隻を向かわせ、ヘリコプターで駿河湾近海を捜索している。
行方不明の小型機に乗っているのは、山梨県竜王町竜王新町、機長で不動産会社「ダイタ」社長の中込奎一さん(64)、友人の同県上野原町、工場経営吉本政則さん(56)、甲府市武田、都留区検副検事平島正昭さん(61)。
出発前に日本航空学園の飛行場管理事務所に提出されたフライトプランによると、中込さんの操縦となっていた。国土交通省によると、中込さんは1982年に自家用操縦士の技能証明を取得し、総飛行時間は約1000時間だった。また、吉本さんも90年に同資格を取っており、約700時間飛行していた。
同小型機は、甲府市丸の内の不動産会社「ダイタ」所有の仏・ソカタ社製のTB21型で、不時着時に救難信号を発信する航空機用救命無線機(ELT)は装備されていないという。(読売新聞)
[6月24日13時8分更新]