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(回答先: マレーシア首相、与党総裁職の辞意表明もすぐ撤回(ロイター) 投稿者 えーてる 日時 2002 年 6 月 23 日 21:05:55)
【マニラ井田純】マレーシアのマハティール首相は22日、クアラルンプールで開かれていた最大与党「統一マレー国民組織」(UMNO)の年次総会で、「党総裁を含むすべての党職と、連立与党連合の公職を辞任する」と表明した。国営ベルナマ通信が至急報として伝えた。しかし、同党はその後、慰留を求める説得にマハティール首相が応じ、「辞意を撤回した」と発表した。
党大会での突然の辞意表明に、約2000人の出席者からは撤回を求める声が上がり、一部は演壇に詰め寄るなど会場は一時混乱に陥った。
同党の最高評議会はマハティール首相の辞任を認めないとする声明を発表。これを受けて、アブドラ副首相が「マハティール首相は党内の説得に応じ、辞意を撤回した」と述べた。
間もなく就任21年を迎えるマハティール首相は、昨年の総会で、アブドラ副首相を正式に後継者に指名。来年に予定されている党役員選までは、アブドラ体制への移行を確実なものとするため、総裁職に留まるとみられていた。
一方で、長期政権による与党の金権腐敗体質への批判も増しており、イスラム色の濃い「全マレーシア・イスラム党」(PAS)が、マレー人の間で年々支持を拡大。さらに、与党連合に属する最大の華人政党「マレーシア華人協会」(MCA)では、党内抗争が激化し、マハティール政権の基盤は弱体化している。04年に予定されている総選挙を前倒しで行うとの観測も強く、突然の「辞任表明」は総選挙に向けた党内外への引き締めを狙ったものとの見方も出ている。(毎日新聞)
[6月22日23時31分更新]