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(回答先: Re: 米ドルの危機(週刊日本新聞) 投稿者 神農 太君 日時 2002 年 6 月 08 日 19:56:48)
米国の長期債利回りはもうすでに米国の財政悪化を織り込みつつあります。でも、5月下旬から6月にかけて長期金利は低下しました。これは異常なことです。なぜなら同時期にユーロは上昇しており、通常通貨高は金利低下に貢献するのにも拘らず、欧州の長期金利よりも低下したのです。なぜか?それは、200億ドル強もの金額の米国債を買う人がいたからです。そう、FBを発行して円売りドル買い介入をし続けた日銀です。FRBの統計でも、FED預かりの外国中銀勘定の米国国債保有残高がこの2週間で230億ドル増加しており、これはまさに日銀です。昔は日銀はTビルという短期債しか買いませんでしたが、現在は2年、5年から10年物まで投資可能です。
日銀が買うという思惑だけで米国債市場は上昇し続けたのです。
すなわち、日銀が米国の長期金利下落、財政悪化の歯止めに貢献しています。