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(回答先: Re: 軍部の思想弾圧??? 投稿者 ウルトラ・ライト 日時 2002 年 6 月 06 日 06:52:21)
「ウルトラ・ライト」さん、はじめまして。
書かれている内容を読む限り、「ウルトラ・ライト」というハンドルネームの期待を裏切れた思いです。
>善良な市民を装ってテロリストが登場するのは、世の常。
だから、テロリストは防衛庁に情報開示を求めたりはしません。
マークされることはわかっているし、他の手段でも情報は収集できますからね。
日常生活は一般人よりもまじめに過ごし、ことを起こすときには躊躇なく冷静に実行するというのが優れたテロリストです。
>全体の利益に鑑みて、情報開示を求める人間の素性を調べて何がおかしい。
「何がおかしいか」は、匿名さんが書いていますが??
「全体の利益に鑑みて、」必要だと判断するのなら、そのような改憲を行い、法律を制定すればいいことです。
個々の公務員や大臣が「全体の利益に鑑みて」と自主的に判断することは、臣下でしかない一司令官が「大御心を忖度し」部隊を動かすことと変わりません。
別に民主主義者でも法治主義者でもないので、ある領域には法的規制は不要で統治者の判断でことを行えばいいというという主張であれば理解できますが...
>最悪の事態を想定してことをするめるのが、国防であり国益に沿うこと。
異論はありませんが、それが、違法行為を行い、しかも、ブザマにも発覚してしまったことが見過ごされていいということが結びつくわけではありません。
だからこそ、米国が武力をちらつかして日本を恫喝する事態になることも想定しなければならないと考えています。
米国とのあいだでそういう状況が生まれる可能性を考慮だにしない右翼については存在意義を疑います。
>有事のさいに個人の利益が全体の利益に優先するのか???
できるだけ多くの個人の利益を確保することが、有事法制の目的であり、全体の利益を確保することではないのですか??
1億人の利益のために5万人を犠牲にしなければらないこともあると思っていますし、1億人の利益のために権力が退かなければならないこともあると思っています。
その先頭に立つのが、政府や国会議員そして自衛隊・警察の役割ではないのですか。
個人の利益と全体の利益は、どういう対立概念とお考えなんでしょうか?
>北朝鮮や中国で同じことを言える勇気はあるのか?戯言を言える自由な国に感謝した
>ことがあるのか?体制内反体制をきどれるのもこの島国だからこそ。感謝してしかる
>べき。ところで政府批判をしながら、どちらの国の政府発給のパスポートで海外へ遊
>びに行くの?
この部分は、原発推進派が原発反対派に、「そういうのなら、冷蔵庫もテレビも使うな」と言っていた愚かな攻撃を思い出させるものです。
ここは日本であって、北朝鮮や中国ではありません。匿名さんも、自国の問題だからこそ取り上げたのでしょう。
「戯言を言える自由な国に感謝したことがあるのか?」
>戯言ごときを言うのに、国に感謝することもないでしょう。聞いてくれる人に感謝すればいいことです。
「体制内反体制をきどれるのもこの島国だからこそ。感謝してしかるべき。」
>感謝の心を重視しているようですから、“体制内反体制”が存在することに感謝されたらどうでしょう。“体制内反体制”活動で何らかの不満解消がなされ、そういう存在を見聞きすることで「なんと愚かな奴らよ」と自分の思想性の高さを再確認することもできるのですから。
「ところで政府批判をしながら、どちらの国の政府発給のパスポートで海外へ遊びに行くの?」
>原発推進派と同じ論理の批判です。政府批判と国籍保有国家のパスポートを所持して海外に遊びに行くことにどういうつながりがあるんですか。生まれてから死ぬまで政府に生活すべての面倒を見てもらっているというのなら一理はありますが...。
パスポートも、有料で発給してもらうものであり、日本政府が外国政府に所持人の保護を依頼するための証書です。
政府自体が、反政府の国民(ある条件を満たす外国人も)からも税金を徴収することで維持されている存在です。
防衛庁や警察など自前で情報収集機能を持つ国家機構が、接触のあった様々な人物をチェックしていることは自明のことだと考えています。
匿名さんの主張は正論で危機意識も理解できますが、“右翼”的な視点から言えば、「国家統治のための行動が世間にサラされてしまった責任」と「それにより、以後そのような活動が不全に陥てしまう」ことを問題視すべきだと思います。
たかが“体制内反体制”にそれほど有効とも思えない批判を行うよりも、政府(国家統治者)の無能を批判したほうがずっと意義があると思いますが...。