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05/18 07:04 米が情報漏えいを懸念 ロシア情報機関へ 日本の機 外信07
共同
外務省背任事件で逮捕された前国際情報局主任分析官、佐藤優容
疑者(42)が「極秘公電」を鈴木宗男衆院議員に恒常的に届けて
いた問題で、米国側が前分析官を通じて自国の重要な情報がロシア
の情報機関などに漏えいしていたのではないかと強い懸念を示して
いることが十八日分かった。関係筋が明らかにした。
前分析官周辺からの公電漏えいが、日本の機密保持能力に対する
米国の信頼を揺るがす事態になったことを示すものである。
佐藤容疑者は、国際情報局の主任分析官に就任した一九九八年七
月以降、日ロ関係に限らず、米国の安全保障政策にかかわる公電な
ど在外公館からのさまざまな情報に目を通すことができる立場にあ
った。
一方で前分析官はロシアやイスラエル訪問の際に対外情報局やモ
サドなど両国の情報機関員と接触していたほか、東京でもロシア情
報機関員と接触していたといわれる。
このため、米国は自国にかかわる情報が前分析官を経由して、ロ
シアなどに渡っていた可能性を懸念。どのような極秘公電が前分析
官や鈴木氏に渡ったのか、関心を示しているという。
米国は前分析官の逮捕前から、ロシアの情報機関と日常的に接触
する前分析官の行動に不快感を抱いていたといわれる。
前分析官はこうした米国側の不快感を承知しており、日ごろ同僚
に「イスラエル側と接触しているのは、(自分は)米国が怖いから
だ。イスラエルと付き合っていれば、(イスラエルと近い)米国側
を黙らせることができる」と話していたという。(共同=吉田成之
)
(了) 020518 0704
[2002-05-18-07:04]