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気を失って病院に運ばれても、身元のほか、血液型や病歴などの医療データも照合できるようにする小型チップが10日、世界で初めて米フロリダ州に住む家族3人に埋め込まれた。
チップは同州のハイテク企業、アプライド・デジタル・ソリューションズが開発したもので、米粒より少し大きい程度。簡単な手術で皮膚の下に埋め込み、チップが出す微弱な電波を、外からスキャナーで読み取る仕組み。同様のものは既に、ペットの迷子防止用などに実用化されている。
米食品医薬品局が「医療データを含まなければ医療用具ではなく、政府の認可は不要だ」との見解を示したため、チップにはID番号を記録させているだけ。このIDで外部に保管した医療データなどと照合する。
埋め込みを希望した40代の両親と14歳の子供への手術は10秒足らずで終了。その様子と会社の記者会見が衛星放送で世界に紹介された。
病院に読み取り装置がどれだけ普及するかが問題だが、同社は「自分の病歴などを説明できないアルツハイマー病の患者などにも有効だ」としている。(ワシントン共同)