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(回答先: Re: 『正論』2002/6掲載「船橋市西部邁図書館が捨てた書籍百八十七冊全リスト」【取扱注意】 投稿者 遊星仮面 日時 2002 年 5 月 08 日 20:37:39)
その後朝日でこういう記事が出ました。
基準にはずれ特定著者の本107冊廃棄 船橋市立図書館
千葉県船橋市教委は10日、同市立西図書館が所蔵していた評論家の西部邁氏らの著書など107冊が昨年8月、廃棄されていたと発表した。担当の女性司書が処分したことを認めているという。同市教委は「汚損や破損など、市で定めた基準に当たらない」として、この司書や館長らを近く処分する考えを示した。
市教委によると、昨年8月の1カ月間に同図書館の書籍170冊が廃棄されたが、そのうち西部氏の著書36冊、渡部昇一氏の22冊など計107冊が廃棄基準に合っていなかった。
当時は全国各地で歴史教科書のあり方が話題になっていた。廃棄された書籍は、女性司書が利用者の要望に基づいて集めたものの一部だった。司書は市教委に対し「なぜこんなことをしたのか自分でも説明がつかない。思想的な背景はない」などと話しているという。
107冊は再度購入する方針で、費用は計約15万2000円。司書や館長らが負担するという。(23:26)
私も捨てられた本にはずいぶん新しいのが多いんで,「傾向」のいかんを
問わず破棄処分には疑問だったんですけどね。
ただし,この教育委員会の介入というのもいただけないですね。
あきらかに産経報道に連動した処分でしょうし。破棄の基準というのが
どういうもので,基準に合ってなかったというのがどういうものか
とかいうことをもうちょっと調べる必要があると思います。
これをきっかけとして全国の図書館を攻撃するキャンペーンとか,
特定出版社や著者の本をむりゃり納入しろだとかいうキャンペーン
がいろいろ始まるんじゃないかという気がしますんで,18日の集会には
いずれにしろ顔を出す予定でいます。
なお引用した萩谷氏のサイトにある意見では
> 問題があるとすれば、船橋市が図書館の専門性を軽視し、司書など専門職を図書館に少数しか配置していないことであり、図書館に専門職を配置し、市民参加で充実させるという方向で建設的に解決を図るべきだ、というのが、その人の主張で、云々
とあり,私もそういう方向に議論が進まないといけないと思います。