現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 佐々木さんは 投稿者 ROM潜 伊−HEXA号 日時 2002 年 5 月 10 日 00:23:33)
569さん。勘違いして失礼しました。まあ、ハンドルネームの主を推測するのは、あまり、上品なことではないですな。反省しきり。ネティケット(ネットワークエチケット)にももとります。
小生も佐々木さんの情報量の多さ、分析視点のユニークさ、には感心しています。今度出る小説の取材ノートと思われる「アカシックレコード」での中国人民解放軍の分析も大変、教えられるところが多かった。ただ、中国=全体主義的・膨張主義的・軍国主義的・冒険主義的といったわが国で広く流布している俗説をベースにしていては、「真の自由な発想」は出来ないのではないか、と言っているだけです。昔風にの言えば「好漢、一層の研鑚を」というところでしょうか。もちろん、小生は親中国でも、ましてや「中国の第五列」(どうも言葉が古いですな。年がバレます。第五列とはスパイのことです。念のため)でもありません。中国については、あまり良く知りません。いわば「白紙の状態」です。ただ、かって米国に6年ほど滞在し、色んなアジア系アメリカ人と付き合った経験から言うと、韓国人はメンタリティが日本人とそっくりです。だから余計「近親憎悪」的になるのでしょう。日韓問題は、歴史関係だけではない、と思います。卑俗な例えを言うなら「ちょっとしたことで、兄弟が一生、いがみ合う」といった感じがします。その点、台湾系も含めたチャイニーズ・アメリカンは日本人とは全くメンタリティが違います。印象だけで言えば、白人系ならユダヤ人に似ているように思いました。
中国とどう付き合うか、は今後、米国をどうハンドリングできるかということ以上にわが国にとって重要かつ難しい問題となるでしょう。第二次大戦以前の中国のイメージを今も潜在意識に引きずっている世代が政財界指導層に残っている間は、中国対応がまた歪んでしまうリスクも小さくないでしょう。
慎太郎についていえば、「改革者としての期待の強さ」に驚きます。それだけ、この国が行き詰まり、小泉の限界がはっきりしているのに、変わりうる指導者をみいだせないことへの苛立ちでしょう。しかし、慎太郎は基本的には「ナルシストのデマコーグ」であり、改革者になどなれません。ナルシストだけに、自分のイメージ・評価は大変、気にしますが、それ以外のことについては、無責任そのものでしょう。そういう意味では「日本のヒトラー」などというのは誉め過ぎもいいとこで、宗教的狂信やヒトラーのような狂気は全くありません。ただ、死後の世界とか来世とか超能力などには強い興味を(若い頃から)抱いており、暗黒舞踏の土方巽氏をモデルとした「光より速き我ら」という一種のオカルト小説も若い頃にかいています。文学的にはなかなか良くできた小説ですので、興味のある方は古本屋で探して下さい。まあ、オカルト好きな(全能の神になりたい)ナルシストといったところでしょう。その点、知的レベルははるかに下ですが、それゆえ、(頭が悪い人ほど熱狂的な池田信者になるように)原理主義的二元論(善か悪か)にはまり込み易いダブヤの方が、ヒットラーとは全く違うタイプの狂信的指導者になってしまうリスクは高いでしょう。まあ、本当に、ポスト小泉が見つからないのは困ったものですが。いっそのこと、国家主権を放棄して米国の52番目の州にしてもらったらどうでしょうか。そんなことを言っている財界人も出始めているようです。