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マイケル・A・ホフマン2世「フリーメーソンの操心術」(続々) 投稿者 トム・モレロ 日時 2002 年 5 月 06 日 12:58:04:


フリーメーソンの操心術 その3

マイケル・A・ホフマン2世の著作「フリーメーソンの操心術」の紹介の続きです。黒字が引用部分、青字は筆者のコメントです。ここでは科学主義の裏にある魔術の影響を論じます。
なお前回の投稿分は以下にあります。

http://www.asyura.com/2002/bd17/msg/514.html
http://www.asyura.com/2002/bd17/msg/588.html

ルネサンス期のユダヤ教徒と一部のキリスト教徒の文筆家たちは、カバラ主義のゴーレム創造に刺激され、もう一度魔法に関心を持った。それが近代科学が始まるきっかけになったのである。

科学崇拝は、グノーシス主義的秘密結社によって、ルネサンス期に推し進められた。この秘密結社の中心思想は、「全能」の人間の知力を介入させることによって「欠点だらけ」の(神の)創造を「完璧」なものにするという、うさんくさいものだった。そしてこのようなルネサンスの魔法じみた伝統が原因となって誕生したのが機械と公害と醜悪に満ちた奇怪な世界なのだ。

ルネサンス的な高邁さと荘厳さをよそおい、脅威を隠して、オカルトの実践は始まった。錬金術は人類のプログラミングを始めたのである。これこそ錬金術の究極の目標だ。

"alchemy"(錬金術)を”金を作る術”と解釈すると、上記の文章は意味がわからないでしょう。"alchemy"の目的は人工的に金を作ることでも賢者の石を手に入れることでもないのです。それらは目くらましのための象徴的表現だったのです。もっと適切な訳語が必要なんじゃないかと思います。

錬金術師たちのコントロールシステムや、その背後にあるオカルトの歴史、機械人間、儀礼暗殺、凶悪化する殺人、テレビを媒介として広まる「ビデオ・ドローム」の氾濫−こうした動きに真っ向から対抗するものが「熱力学の第2法則」だ。この自然法則によって「秩序は退化する」。「時代の新秩序」も例外ではない。
われわれの精神を改造し、人間を錬金術にかけようとしている連中は、真夜中が近づいていること、彼ら独自の時間周期の「最低期」が近づいていることに気づいている。 彼らは、カバリストのもっとも暗い夢を合成する瀬戸際まできてためらっている。彼らの夢とは、人間の結腸から取り出した大腸菌と染色体コードを、コンピュータ制御の自動装置を使って結合させること、すなわちゴーレムを造り出すことなのだ。

ちょっと難しいですね。「最低期」ってなんでしょう?とにかくカバラ主義的書物やバビロニア・タルムードは人造人間(ゴーレム)について論じているそうです。

「彼ら(中世のユダヤ教ラビ)にとって、魔法的な方法を駆使して何かを造りだすことは、自分たちの精神的完璧さを証明するものだったのである」(モ
ーゼス・イデル博士)ラビたちは、自分たちが造りだした物は、神の創造物よりも優れていると思ったのである。「魔法によって造りだされた人間は、きわめて高邁な精神を備えている。このような精神は、普通の人間にもそうそう見られるものではない・・・・人工的に造られた人間は、極めて創造力に富んでいる。これはラビ・ナタンの口伝と見解を同じくするものである・・・・」

うーん、実に馬鹿馬鹿しいですね!カバラ主義者たちは神よりも自分たちが優れていると信じているらしい。そして自然(人類も含めて)を支配することが大きな目標のようです。実に子供じみている。人間にできるのは自然に存在するものを加工するだけじゃないですか。無からの創造なんて出来っこない。遺伝子をいじりまわしたあげく病気の個体を作り出すのがせいぜいでしょう。

●マイケル・コルガン博士の「栄養と健康」(10巻1-2号)での発言です。これも本書からの引用。
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「人間の肉の入ったベーコン・チーズ・バーガーに食らいつくとしたら、どんな気分になりますか?」5年以内に、あなたの近くのハンバーガー屋にそういう代物が現れるのだという。メリーランド州にある合衆国農業省の研究センターには、豚の受精卵に人間の遺伝子を挿入して作り出した「人間豚」がいる。研究の目的は「人間のためのスペア部品」を創造することである。すなわち、病変した人間の器官を遺伝子工学で作った器官で代用することである。もう一つの目的は、動物を「設計して」より効率のいい食肉生産を行うことである。
同センターの生物は改良に失敗したため、歩くこともままならないと報告されている。関節炎、肺、消化器の病気にもかかりやすい。州法および連邦法に基づき、ジャーナリストや一般人が近づくことは厳しく制限されており、「人間動物」の写真を撮ることは禁じられている。
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「5年以内に」とありますがこの文がいつ発表されたかは書いてありません。「フリーメーソンの痩身術」の初版は1989年。1992年に改訂版が出たようです。アメリカ人に動物性タンパク質が不足しているとは到底思えないのですが。こんな恐ろしい実験を秘密裏にやっているとは正気とは思えません。移植用にといっても問題ありすぎでは?「州法、及び連邦法」ってなんの事でしょうか?やはりあの国に報道の自由は無いのですね。(実際世界中どこの国にもないようですが・・・)

錬金術的知識人たちがカバラ主義的思想に目覚めたことから、産業技術が蔓延し、自然界は汚染された地獄に変ってしまった。これこそ、傲慢で狂気にみちた秘密結社が犯した究極の詐術である。人間の知覚はたぶらかされ、自分たちは「高度に目覚めた」状態にあるのだと言い聞かされている。「偉大な建設者」を自任するフリーメーソンたちは、くだらぬ目隠し用の格子を築くことに熱をあげてきた。われわれの目を日常の輝かしい奇跡から、すなわち神の創造物たる太陽、月、星、森からそらそうと努めてきた。そして今度はおもむろに、自分たちの仕掛けたことを見透かせる特別製の眼鏡を売りつけようとしているのだ。

最後に本書の巻末にある著者のプロフィールを。
Michael A Hoffman U
「AP通信、WEOS、WGVAの元記者。著書は本書のほかに三点が刊行中で、特に植民地時代のアメリカ史に関する著作はアメリカで好評を博した。」

一応今回で終わりです。読んでくださった方に感謝します。ありがとうございました。
それからレスをつけてくれた方もありがとう。妨害電波(笑)を出してくれた中村さんもサンキュー!陰謀論は妨害されてナンボでしょう。自分が陰謀論を真剣に検討しはじめたきっかけは執拗に妨害工作が行われているのを知ったからです。ただの妄想ならそんな事態になるはずがない。それで色んな本を読んで確信したわけです。僕のこんな投稿なんて無視した方が得策なのに、一言いわずにいられない。ブラザーフッドは「情報の力」を知り尽くしているので過敏になっているのでしょうね。

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